海外FXブローカーのEXNESSとXM Tradingの違いを比較し、メリット・デメリットも合わせて解説していきます。2社共に注目を集めている海外FX業社ですが、自分のトレードスタイルによって最適な海外FX口座は変わります。どちらが自分に合った海外FX口座を提供しているのか、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
- 1 EXNESSとXM Tradingを基本スペックで比較
- 2 EXNESSとXM Tradingをメリット・デメリットで比較
- 3 EXNESSとXM Tradingを最大レバレッジで比較
- 4 EXNESSとXM Tradingを取扱銘柄で比較
- 5 EXNESSとXM Tradingをスプレッドで比較
- 6 EXNESSとXM Tradingをスワップポイントで比較
- 7 EXNESSとXM Tradingを取引ツールで比較
- 8 EXNESSとXM Tradingを信頼性やサポート体制で比較
- 9 EXNESSをおすすめする方
- 10 XM Tradingをおすすめする方
- 11 まとめ
- 12 EXNESSの比較情報一覧
- 13 XM/XMTradingの比較情報一覧
EXNESSとXM Tradingを基本スペックで比較
EXNESSとXM Tradingの基本的なスペックを比べてみます。
EXNESS | XM Trading | |
運営会社 | Exness (SC) Ltd | Tradexfin Limited |
設立 | 2008年 | 2009年 |
金融庁ライセンス | セーシェル金融庁 | セーシェル金融庁 |
資金管理 | 分別管理 | 欧州優良銀行で分別管理 |
口座の方式 | NDD(STP・ECN) | NDD(STP・ECN) |
口座の種類 |
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最小ロット数 | 0.01ロット=1,000通貨 |
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最大ロット数 |
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最大レバレッジ |
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1,000倍(ゼロ口座は500倍) |
ドル円の平均スプレッド |
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取引手数料 |
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ボーナス | なし |
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スキャルピング | 可能 | 可能 |
自動売買 | 可能 | 可能 |
両建て | 可能 | 可能 |
口座維持手数料 | なし | なし
※90日間取引または入出金がなかった場合、月額5ドルの口座維持手数料が引き落とされます。 |
ゼロカット | あり | あり |
ロスカット水準 | 0% | 20% |
マージンコール水準 |
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50% |
プラットフォーム |
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最低入金額 |
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5ドル |
FX通貨ペア | 98種類 | 57種類 |
他の金融商品 | 株式指数:10種類、貴金属:10種類、エネルギー:2種類、仮想通貨:35種類、株式:88種類 | コモディティ(商品):8種類、現物指数CFD:14種類、先物指数CFD:10種類、貴金属:4種類、エネルギー:5種類、仮想通貨:31種類 |
入金方法 | 国内銀行送金、クレジット・デビット、bitwallet、STICPAY、WebMoney、PerfectMoney、仮想通貨 | 国内銀行送金、クレジット・デビット、bitwallet、STICPAY、BXONE、Pay-easy、Smart Pit |
出金方法 | 国内銀行送金、クレジット・デビット、bitwallet、STICPAY、WebMoney、PerfectMoney、仮想通貨 | 国内銀行送金、クレジット・デビット、bitwallet、STICPAY、BXONE |
法人口座 | あり | なし |
最大口座数 | 128口座 | 8口座 |
EXNESSは、ハイレバレッジと低スプレッドを求めるトレーダーから絶賛されています。一方のXM Tradingは全体的に評価がとても高く、海外FX業者の中で最も日本人トレーダーに人気のあるブローカーです。どちらも優秀で勝ち負けを決めにくい業者ですが、詳しく見ると欠点などもあるので総合的にメリットの多い方を選ぶことが正解です。
EXNESSとXM Tradingをメリット・デメリットで比較
EXNESSとXM Tradingのメリット・デメリットを比較していきます。
EXNESSのメリット・デメリット
★メリット
- 無制限レバレッジで取引できる(MT5は2,000倍)
- 狭いスプレッド
- 様々な銘柄が取引できる
- MT4・MT5を利用できる
- ロスカット水準は0%
- 公式サイト・サポート窓口も日本語対応OK
★デメリット
- ロースプレッド口座・ゼロ口座・プロ口座の最低入金額が1,000ドルと高い
- ロースプレッド口座の取引手数料が1ロットあたり片道3.5ドルかかる
- ゼロ口座の取引手数料が1ロットあたり片道0.1ドル〜かかる
- ボーナスがない
海外FX業界内で最も高いレバレッジと、狭いスプレッドで取引するならEXNESSをおすすめします。日本語サポートも質が高く、安心して利用できるでしょう。ボーナスなしというデメリットはありますが、取引スタイルに合わせて4つの口座タイプから選べます。
XM Tradingのメリット・デメリット
★メリット
- 最大レバレッジ1,000倍で取引できる
- 為替から仮想通貨まで幅広い銘柄を取引できる
- 最小スプレッド0pipsのゼロ口座
- MT4・MT5を利用できる
- 豊富なボーナス(クッション機能付き)
- ポイントが貯まるロイヤルティプログラム
- 最低入金5ドルだから少額資金でもOK
- 公式サイト・サポート窓口も日本語対応OK
★デメリット
- スプレッドが広い
- ゼロ口座の取引手数料が1ロットあたり片道5ドルかかる
総合的にバランスの取れた取引条件や信頼感を求めるなら、海外FX初心者から経験豊富な中上級者まで利用できるXM Tradingをおすすめします。スプレッドが広いものの、豪華ボーナスやロイヤルティプログラムを活用することで取引コストを抑えられます。
EXNESSとXM Tradingを最大レバレッジで比較
EXNESSとXM Tradingの最大レバレッジとレバレッジ制限の違いを見ていきましょう。
最大レバレッジ
EXNESSとXM Tradingの最大レバレッジを比較していきます。
EXNESS | ||||
スタンダード口座 | ロースプレッド口座 | ゼロ口座 | プロ口座 | |
最大レバレッジ |
|
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最小ロット数 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 |
最低必要証拠金 |
|
|
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最低入金額 | 1ドル | 1,000ドル | 1,000ドル | 1,000ドル |
XM Trading | |||
マイクロ口座 | スタンダード口座・極口座 | ゼロ口座 | |
最大レバレッジ | 1,000倍 | 1,000倍 | 500倍 |
最小ロット数 |
|
0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 |
最低必要証拠金 |
|
110円 | 220円 |
最低入金額 | 5ドル | 5ドル | 5ドル |
※1ドル110円として計算しています。
※最低必要証拠金の計算方法は、「為替レート×最小ロット数÷最大レバレッジ」です。
最大レバレッジを比べるとEXNESSは無制限(MT5は2,000倍)、XM Tradingは1,000倍となり、EXNESSの方が大きいことがわかります。一番少ない資金で取引できる口座タイプはEXNESSのスタンダード口座・ロースプレッド口座・ゼロ口座・プロ口座の0円ですが、最も大きな資金が必要になるのはXM Tradingのゼロ口座の220円です。レバレッジだけで見るとEXNESSの方が有利ですが、最低入金額を抑えて少ない資金でトレードするならXM Tradingをおすすめします。
★EXNESSの無制限レバレッジで取引する条件
- 5ロット以上の取引を行う
- 10回以上の決済を行う
- 口座残高1,000ドル未満
- MT4を利用した取引
レバレッジ制限
続いて、EXNESSとXM Tradingのレバレッジ制限の違いを見ていきましょう。
★EXNESSのレバレッジ制限
口座資金 | 最大レバレッジ |
999ドル以下 | 無制限(実質21億倍) |
1,000ドル〜4,999ドル | 2,000倍 |
5,000ドル〜29,999ドル | 1,000倍 |
30,000ドル以上 | 500倍 |
※土日・祝日は、最大レバレッジが200倍に制限されます。
※経済ニュース・指標発表時前後は最大レバレッジが200倍に制限されます。
※決算報告発表日は、株式の最大レバレッジが5倍に制限されます。
★XM Tradingのレバレッジ制限
口座資金 | マイクロ口座・スタンダード口座・極口座 | ゼロ口座 |
5ドル〜20,000ドル | 1,000倍 | 500倍 |
20,001ドル〜100,000ドル | 200倍 | 200倍 |
100,001ドル以上 | 100倍 | 100倍 |
EXNESSとXM Tradingは、口座残高によって最大レバレッジが変わります。EXNESSは有効証拠金5,000ドル〜29,999ドルまでなら1,000倍でトレード可能ですが、XM Tradingの場合は20,000ドルを超えると200倍に制限されます。ハイレバレッジを使って取引するなら、レバレッジ制限が緩いEXNESSの方が有利と言えますね。
EXNESSとXM Tradingを取扱銘柄で比較
EXNESSとXM Tradingの取り扱い銘柄を比べてみましょう。
銘柄 | EXNESS | XM Trading |
FX通貨 | 98銘柄 | 57銘柄 |
貴金属 | 10銘柄 | 4銘柄 |
エネルギー | 2銘柄 | 5銘柄 |
商品 | なし | 8銘柄 |
株式 | 88銘柄 | なし |
株式指数 | 10銘柄 | 24銘柄 |
仮想通貨 | 35銘柄 | 31銘柄 |
銘柄を比べると、XM TradingよりもEXNESSの方が圧倒的に幅広い取引に対応していることがわかります。FX通貨ペアに加え、貴金属、株式、仮想通貨などはEXNESSの方が豊富に取り扱っていますが、エネルギーや商品、株式指数はXM Tradingの方が有利です。銘柄数を重視するならEXNESSを選んでおいて間違ありませんが、マイナーな銘柄をトレードしないのならXM Tradingで十分満足できるはずです。
EXNESSとXM Tradingをスプレッドで比較
EXNESSとXM TradingのSTP口座とECN口座の違いを見ていきましょう。
STP口座
EXNESSとXM Tradingの平均スプレッドを比較してみましょう。いずれの口座も取引手数料無料なので、直接かかるコストはスプレッドのみになります。
通貨ペア | EXNESS | XM Trading |
スタンダード口座 | スタンダード口座 | |
USD/JPY | 1.1pips | 1.6pips |
EUR/JPY | 1.9pips | 2.5pips |
GBP/JPY | 2.0pips | 3.3pips |
AUD/JPY | 1.3pips | 3.3pips |
EUR/USD | 1.0pips | 1.6pips |
GBP/USD | 1.5pips | 2.1pips |
2社の口座を比較すると、XM TradingよりEXNESSの方が平均スプレッドは狭くなっています。EXNESSのスタンダード口座は海外FX業者の中でも狭いスプレッドとして評判です。ただし、XM Tradingでは「ロイヤルティプログラム」というポイント制度を利用することで、取引コストを抑えることができます。
ECN口座
続いて、EXNESSのロースプレッド口座と、XM Tradingのゼロ口座を比べてみましょう。どちらも取引手数料が発生する口座で、EXNESSは1ロットあたり片道3.5ドル、XM Tradingは1ロットあたり片道5ドルかかります。
通貨ペア | EXNESS | XM Trading |
ロースプレッド口座 ※1 | ゼロ口座 ※2 | |
USD/JPY | 0.8pips | 1.1pips |
EUR/JPY | 1.2pips | 1.2pips |
GBP/JPY | 1.2pips | 1.9pips |
AUD/JPY | 0.9pips | 2.2pips |
EUR/USD | 0.7pips | 1.1pips |
GBP/USD | 0.8pips | 1.3pips |
※1…1ロットあたり往復手数料0.7pipsを合算したpips
※2…1ロットあたり往復手数料1.0pipsを合算したpips
以下、日本円に換算したトータルコストの表です。
通貨ペア | EXNESS | XM Trading |
ロースプレッド口座 | ゼロ口座 | |
USD/JPY | 870円 | 1,200円 |
EUR/JPY | 1,270円 | 1,300円 |
GBP/JPY | 1,270円 | 2,000円 |
AUD/JPY | 970円 | 2,300円 |
EUR/USD | 770円 | 1,210円 |
GBP/USD | 880円 | 1,430円 |
※ロースプレッド口座の計算方法「スプレッド×1ロット+往復取引手数料7ドル」
- ドル円の場合:0.1pips×10万通貨+7ドル=10,000pips+7ドル=100円+770円=870円
- ユーロドルの場合:0.0pips×10万通貨+7ドル=7ドル=770円
※ゼロ口座の計算方法「スプレッド×1ロット+往復取引手数料10ドル」
- ドル円の場合:0.1pips×10万通貨+10ドル=10,000pips+10ドル=100円+1,100円=1,200円
- ユーロドルの場合:0.1pips×10万通貨+10ドル=10,000pips+10ドル=1ドル+10ドル=11ドル=1,210円
上記はECN口座と呼ばれる口座タイプで、トレーダーと取引所の間にFXブローカーの仲介がないため狭いスプレッドでの取引が可能です。その代わりに取引手数料を支払う必要がありますが、トータルコスト(スプレッド+取引手数料)はSTP口座よりも安上がりになります。取引回数や取引数量が多いトレードスタイルの場合は、トータルコストが安いEXNESSの方が優秀と言えますね。
EXNESSとXM Tradingをスワップポイントで比較
EXNESSとXM Tradingの0.1ロットあたりのスワップポイントを比べてみましょう。
FX通貨 | EXNESS | XM Trading | ||
買 | 売 | 買 | 売 | |
USD/JPY | -4円 | -34円 | -18円 | -42円 |
EUR/JPY | -28円 | -5円 | -45円 | -22円 |
CAD/JPY | -4円 | -16円 | -26円 | -39円 |
AUD/JPY | -4円 | -17円 | -25円 | -38円 |
CHF/JPY | -35円 | 6円 | -67円 | -27円 |
GBP/JPY | -7円 | -25円 | -29円 | -46円 |
NZD/JPY | -19円 | -64円 | -20円 | -38円 |
EUR/USD | -41円 | 12円 | -59円 | -8円 |
TRY/JPY | – | – | – | – |
ZAR/JPY | 3円 | -96円 | – | – |
※1ドル106円として計算しています。
一見、EXNESSのZAR/JPY(買)とCHF/JPY(売)、EUR/USD(売)はスワップポイントを受け取れそうですが、反対のスワップポイントがマイナスになるので注意が必要です。多くの海外FX業者では、スワップポイントがマイナスになることが多く、EXNESSとXM Trading共にマイナスばかりで長期トレード向きではありません。スワップポイント狙った取引はどちらも避けた方が良さそうですね。
★スワップポイントとは?
スワップポイントは、2カ国間の通貨を売買することによって発生する利益または損失のことです。例えば、金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買うとその金利差が支払われるという仕組みです。
EXNESSとXM Tradingを取引ツールで比較
EXNESSとXM Tradingの取引ツールを比べてみましょう。
取引プラットフォーム | 対応機種・OS | EXNESS | XM Trading |
MT4・MT5 | ダウンロード:Windows・Mac | ○ | ○ |
ブラウザ:Webトレーダー | ○ | ○ | |
スマホ:Android・iPhone | ○ | ○ | |
タブレット:Android・iPad | ○ | ○ |
EXNESSとXM Tradingどちらも「MT4」と「MT5」という2つの取引プラットフォームに対応しています。MT4の改良版として登場したMT5は、MT4で使っていたEAやカスタムインジケータを使うことができませんが、今後MT5が主流になるのでMT5へ移行できように準備しておきましょう。人それぞれで利用のしやすさが異なるので、自分が使いやすい海外FX業者を選ぶことをおすすめします。
★MT4からMT5への改善点
- 動作スピード:注文や決済の動作スピードが加速。
- 時間足:9種類から21種類に増加。
- 気配値表示:2種類から4種類に増加。
- 描画ツール:31種類から44種類に増加。
EXNESSとXM Tradingを信頼性やサポート体制で比較
最後に、EXNESSとXM Tradingの安全性や信頼性を比較してみましょう。
EXNESS | XM Trading | |
法人名 | Exness (SC) Ltd | Tradexfin Limited |
設立 | 2008年 | 2009年 |
所在地 | 9A CT House, 2nd floor, Providence, Mahe, Seychelles | F20, 1st floor, Eden Plaza, Eden Island, Seychelles |
金融ライセンス | Seychelles Financial Services Agency(セーシェル金融庁FSA)ライセンス番号:SD025
★EXNESSグループの取得済み金融ライセンス
|
Seychelles Financial Services Agency(セーシェル金融庁FSA)ライセンス番号:SD010
★XMグループの取得済み金融ライセンス
|
資金管理 | 分別管理 | 欧州優良銀行で分別管理 |
資本金 | 非公開 | 3億6,000万ドル |
従業員数 | − | 200名以上(支社含む) |
特徴 | 海外FX中級者・上級者向き | 世界に拠点があり、世界196カ国でサービス提供 |
運営歴の長さ
ロシアで設立されたEXNESSは、日本だけでなく世界でも多くのトレーダーに利用されている業界最大手の海外FX業者です。一方、世界最大規模のXM Tradingは、日本人トレーダーが最も利用する海外FX会社として、「様々な受賞歴・100万口座突破・1.5億以上の取引注文」という実績があります。両社共に運営歴での大きな差はなく、総合的に便利な方を利用しましょう。
金融ライセンスの取得
EXNESSとXM Tradingどちらもセーシェルの金融ライセンスを取得しています。取得が簡単なマイナーライセンスではありますが、グループ全体としては難易度の高いライセンスを複数保有していることから安心して取引できそうですね。
分別管理と信託保全の有無
EXNESSとXM Tradingでは、会社の運営資金と顧客が預けた資金を別々に管理する「分別管理」を行っています。EXNESSは、会社が破綻しても資金が守られる信託保全の導入はなく、預けた資金が100%戻ってくるという保証はありません。ただし、世界四大会計事務所のDeloitte Touche Tohmatsu(デロイト・トウシュ・トーマツ)がEXNESSの財務状況を確認し、一般公開していることから企業の透明性は高いと言えます。一方のXM Tradingは、顧客資金の返金保証は公表していませんが、サポート窓口の回答として口座残高は全額守られているそうです。
ロスカット水準の違い
XM Tradingでは、証拠金維持率が20%を下回ったタイミングで強制ロスカットが発動し、口座残高がゼロになる前にポジションが清算されます。一方のEXNESSは、証拠金維持率が0%になるまでロスカットされず、資金が底をつくギリギリまでトレードできるというメリットがあります。
★ロスカット水準とは?
ロスカット水準とは、証拠金維持率がどれだけ耐えられるか表した基準です。この水準を下回ると強制的に決済されます。
約定力の差
EXNESS | XM Trading | |
約定率 | 非公開 | 99.35%
※執行率100%で注文拒否なし |
約定スピード | 非公開 | 非公開 |
XM Tradingの約定率は1秒以内に99.35%の約定が成立しますが、一方でEXNESSの約定力は公開されていません。約定率が低いと注文したかったレートと異なるレートで約定してしまう可能性があるため、スピーディーに約定するXM Tradingの方が有利と言えます。取引コストを抑えるためにはスプレッドの狭さも大切ですが、そのスプレッドを活かすには約定率が大切になるということを覚えておきましょう。
ゼロカットの有無
EXNESSとXM Tradingの2社共に、入金額以上の損失が発生しない「ゼロカット」を採用しています。相場の大暴落により口座残高がマイナスになった場合でも、EXNESSとXM Tradingがマイナス分を負担してくれるので国内FX業者のように追証がなく、借金を抱えるリスクはありません。
便利機能や学習機能の種類
EXNESS | XM Trading |
|
|
EXNESSでは、Trading Centralからの市場解説やトレーディング情報をチェックすることができます。一方のXM Tradingは、相場分析から今後の動向を予想する情報を配信したり、無料のオンラインセミナーを開催したりと、初級者から上級者まで見逃せない内容を提供しています。
日本語サポートの対応力
日本語サポート | EXNESS | XM Trading |
公式サイト | ○ | ○ |
電話 | +120409740
平日午前8:00〜午前0:00 |
×休止中 |
ライブチャット | 平日午後12:00〜午後8:00 | 平日24時間 |
メールサポート | 平日24時間 | 平日24時間 |
日本人スタッフ | ○ | ○ |
EXNESSとXM Tradingでは、日本語でのお問い合わせが可能です。XM Tradingは電話サポートが休止中ですが、EXNESSは困ったときに電話相談できるので安心して利用できます。ただし、国際電話料金がかかるので高額請求に注意しましょう。
入出金の利便性
入金方法 | 入金手数料 | 最低入金額 | 反映時間 | |
EXNESS | 国内銀行送金 | 無料 | 10ドル | 1営業日 |
VISAカード | 無料 | 10ドル | 即時 | |
Masterカード | 無料 | 10ドル | 即時 | |
JCBカード | 無料 | 10ドル | 即時 | |
bitwallet | 無料(※1) | 10ドル | 即時 | |
STICPAY | 無料(※1) | 10ドル | 即時 | |
WebMoney | 無料(※1) | 10ドル | 即時 | |
PerfectMoney | 無料(※1) | 50ドル | 即時 | |
BTC | 無料 | 10ドル | 3営業日 | |
USDT | 無料 | 10ドル | 3営業日 | |
XM Trading | 国内銀行送金 | 無料(※2) | 下限なし | 30分~1時間以内 |
VISAカード | 無料 | 500円 | 即時 | |
JCBカード | 無料 | 1万円 | 即時 | |
bitwallet | 無料(※1) | 500円 | 即時 | |
STICPAY | 無料(※1) | 500円 | 即時 | |
BXONE | 無料(※1) | 500円 | 即時 | |
Pay-easy | 無料(※3) | 2,000円 | 即時 | |
Smart Pit | 無料(※3) | 2,000円 | 即時 |
(※1)オンラインウォレットへの入金手数料がかかります。
(※2)入金額1万円未満の場合、入金手数料980円(決済代行会社により1,500円)がかかります。送金元銀行で振込手数料(0~880円)が発生した場合、自己負担となります。
(※3)決済手数料280円は、自己負担となります。
※銀行や決済サービス会社で振込手数料が発生した場合、自己負担となります。
出金方法 | 出金手数料 | 最低出金額 | 反映時間 | |
EXNESS | 国内銀行送金 | 無料 | 10ドル | 1営業日 |
VISAカード | 無料 | 3ドル | 3営業日 | |
Masterカード | 無料 | 3ドル | 3営業日 | |
JCBカード | 無料 | 3ドル | 3営業日 | |
bitwallet | 無料(※1) | 1ドル | 即時 | |
STICPAY | 無料(※1) | 1ドル | 即時 | |
WebMoney | 無料(※1) | 1ドル | 即時 | |
PerfectMoney | 無料(※1) | 2ドル | 即時 | |
BTC | 無料 | 10ドル | 3営業日 | |
USDT | 無料 | 100ドル | 3営業日 | |
XM Trading | 国内銀行送金 | 無料 | 1万円 | 1〜5営業日 |
VISAカード | 無料 | 500円 | 2営業日〜2カ月程
※カード会社によって異なります。 |
|
bitwallet | 無料(※1) | 500円 | 即時 | |
STICPAY | 無料(※1) | 500円 | 即時 | |
BXONE | 無料(※1) | 500円 | 即時 |
(※1)オンラインウォレットからの出金手数料がかかります。
入金方法としてEXNESSは10種類、XM Tradingなら8種類、出金方法の場合はEXNESSなら10種類、XM Tradingは5種類の中から選ぶことができます。
注意点としてEXNESSの最低入金は1,000ドル(EXNESSのスタンダード口座は1ドル)という海外FX業界内で高めの設定になります。入出金の方法、取引手数料、反映スピードを考えて、使いやすい海外FX会社を選ぶようにしましょう。
EXNESSをおすすめする方
★EXNESSがおすすめの人
- 海外FX経験のある中上級者
- ハイレバレッジで大きな利益を獲得したい
- 狭いスプレッドで取引したい
- MT4・MT5を使いたい
- ロスカット水準0%で取引したい
EXNESSは狭いスプレッドとハイレバレッジを活用したいトレーダーにおすすめします。ギリギリまで取引可能なロスカット水準0%ということもあり、とても大きな利益を狙えるチャンスがあります。
XM Tradingをおすすめする方
★XM Tradingがおすすめの人
- 初めて海外FXを利用する
- 日本人利用者が多い海外FX業者を選びたい
- ボーナスを活用した取引をしたい
- お得なポイントを利用したい
- デイトレードやスイングトレードをしたい
- 少ない資金で大きな利益を得たい
- MT4・MT5を使いたい
XM Tradingは、豊富なボーナスを活用したり、大きな利益を狙いたい初心者から中上級者までおすすめできます。安全性や信頼性が高いからこそ入出金の心配も少なく、リスクを抑えた取引が可能です。
まとめ
海外FX業者のEXNESSとXM Tradingについて、最大レバレッジ、スプレッド、取引ツール、ボーナス、安全面などを徹底比較してみました。
EXNESS | XM Trading | |
安全性・信頼性 | △ | ◎ |
最大レバレッジ | ◎(無制限) | ◎(1,000倍) |
取扱銘柄 | ◎ | FX通貨〜仮想通貨 |
スプレッド重視 | ◎ | △(XMPで相殺可能) |
スワップポイント重視 | × | × |
取引ツール | 初心者〜中上級者 | 初心者〜中上級者 |
ボーナス重視 | × | ◎ |
少額投資 | × | ◎ |
日本語サポート重視 | ◎ | ◎ |
総合的に見て勝者はXM Tradingと言えます。最大レバレッジを見るとEXNESSの方が有利ですが、信頼性、ボーナス、少額投資などを比較するとXM Tradingの方が優秀です。EXNESSには狭いスプレッドで資金力に余裕がある中上級者、XM Tradingはお得に取引したい初心者や少額から始めたいトレーダーに適しています。どちらも注目されている海外FX業社なので、スプレッドだけでなく基本スペックを見てから判断することが大切ですよ。
EXNESSの比較情報一覧
EXNESSのすべての海外FX業者比較情報は以下のページでご覧いただけます。
XM/XMTradingの比較情報一覧
XM/XMTradingのすべての海外FX業者比較情報は以下のページでご覧いただけます。
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