海外FXブローカーのTRADEVIEWとGEMFOREXの違いを比較し、メリット・デメリットも合わせて解説していきます。2社共に注目を集めている海外FX業社ですが、自分のトレードスタイルによって最適な海外FX口座は変わります。どちらが自分に合った海外FX口座を提供しているのか、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
- 1 TRADEVIEWとGEMFOREXを基本スペックで比較
- 2 TRADEVIEWとGEMFOREXをメリット・デメリットで比較
- 3 TRADEVIEWとGEMFOREXを最大レバレッジで比較
- 4 TRADEVIEWとGEMFOREXを取扱銘柄で比較
- 5 TRADEVIEWとGEMFOREXをスプレッドで比較
- 6 TRADEVIEWとGEMFOREXをスワップポイントで比較
- 7 TRADEVIEWとGEMFOREXを取引ツールで比較
- 8 TRADEVIEWとGEMFOREXを信頼性やサポート体制で比較
- 9 TRADEVIEWをおすすめする方
- 10 GEMFOREXをおすすめする方
- 11 まとめ
- 12 TRADEVIEWの比較情報一覧
- 13 GEMFOREXの比較情報一覧
TRADEVIEWとGEMFOREXを基本スペックで比較
TRADEVIEWとGEMFOREXの基本的なスペックを比べてみます。
TRADEVIEW | GEMFOREX | |
運営会社 | Tradeview Ltd | Gemtrade LLC |
設立 | 2004年 | 2010年 |
金融庁ライセンス | ケイマン諸島金融庁 | モーリシャス金融庁 |
資金管理 | Banco Santander S.A.で分別管理 | 分別管理 |
口座の方式 | NDD(STP・ECN) | DD(OTC) |
口座の種類 |
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最小ロット数 |
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0.01ロット=1,000通貨 |
最大ロット数 | 無制限 |
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最大レバレッジ | 200倍(X leverage口座は500倍) |
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ドル円の平均スプレッド |
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取引手数料 |
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無料 |
ボーナス | なし |
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スキャルピング | 可能 | 可能
※口座タイプによって異なります。 |
自動売買 | 可能 | 可能
※口座タイプによって異なります。 |
両建て | 可能 | 可能 |
口座維持手数料 | なし
※3カ月間取引がなかった場合、月額50ドルの口座維持手数料が引き落とされます。 |
なし
※1月1日、4月1日、7月1日、10月1日の時点で90日間取引または入出金がなかった場合、15ドルの口座維持手数料が引き落とされます。 |
ゼロカット | あり | あり |
ロスカット水準 | 100% | 20% |
マージンコール水準 | なし | 50% |
プラットフォーム |
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最低入金額 |
|
|
FX通貨ペア | 61種類 | 54種類 |
他の金融商品 | 株式指数:10種類、貴金属:5種類、エネルギー:3種類、仮想通貨:5種類 | 株式指数:10種類、エネルギー:2種類、仮想通貨:28種類、ETF28種類 |
入金方法 | 国内銀行送金、海外銀行送金、クレジット・デビット、bitwallet、STICPAY、uphold | 国内銀行送金、クレジット・デビット、BTC、ETH、Perfect Money、中国国内銀行(ZOTAPAY) |
出金方法 | 海外銀行送金、クレジット・デビット、bitwallet、STICPAY、uphold | 国内銀行送金、BTC、ETH |
法人口座 | あり | あり |
最大口座数 | 5口座 | 5口座 |
TRADEVIEWは、低いスプレッドと豊富な取引ツールが利用できることで注目を集めています。一方のGEMFOREXは、高いレバレッジと自動売買ツールが使い放題ということから絶賛されています。どちらも優秀で勝ち負けを決めにくい業者ですが、詳しく見ると欠点などもあるので総合的にメリットの多い方を選ぶことが正解です。
TRADEVIEWとGEMFOREXをメリット・デメリットで比較
TRADEVIEWとGEMFOREXのメリット・デメリットを比較していきます。
TRADEVIEWのメリット・デメリット
★メリット
- とても狭いスプレッド
- MT4・MT5・cTrader・Currenexを利用できる
- 信託保全により最大35,000ドルまで保証
- ストップレベルが0.0pips
- サポート窓口も日本語対応OK
★デメリット
- 最大レバレッジが500倍と低い(ILC口座は200倍)
- ILC口座の最低入金額が1,000ドルと高い
- ILC口座の取引手数料が1ロットあたり片道2.5ドルかかる
- ロスカット水準が100%と高い
- ボーナスがない
- 日本語公式サイトの情報量が少ない
海外FX業界内でも狭いスプレットや取引ツールなどの取引環境を求めるなら、経験豊富な中上級者に人気のあるTRADEVIEWをおすすめします。ただし、ILC口座の最低入金額が1,000ドルとハードルが高く、ボーナスやキャンペーンも一切ないことから自己資金で取引することになります。
GEMFOREXのメリット・デメリット
★メリット
- 6種類ある口座タイプから選べる(限定口座・招待制を含む)
- 最大レバレッジ5,000倍で取引できる
- 全口座タイプの取引手数料が無料
- 豊富なボーナス(クッション機能付き)
- 自動売買ツールが使い放題
- ロスカット水準が20%と平均的
- 公式サイト・サポート窓口も日本語対応OK
★デメリット
- DD方式を採用している
- 最大50ロットと大口取引に向いていない
- ストップレベルが広い
- 最低入金額が5,000円〜30万円と高い
- 7日間以内に2回以上の出金には出金額の2%の手数料がかかる
- 出金遅延トラブル・サービスの停止
高いレバレッジや豪華ボーナスなどを求めるならGEMFOREXをおすすめします。ただし、オールインワン口座以外は豪華なボーナス対象外だったり、自動売買ツールが禁止されていたり、というデメリットがあります。
TRADEVIEWとGEMFOREXを最大レバレッジで比較
TRADEVIEWとGEMFOREXの最大レバレッジとレバレッジ制限の違いを見ていきましょう。
最大レバレッジ
TRADEVIEWとGEMFOREXの最大レバレッジを比較していきます。
TRADEVIEW | ||
X Leverage口座 | ILC口座 | |
最大レバレッジ | 500倍 | 200倍 |
最小ロット数 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.1ロット=10,000通貨 |
最低必要証拠金 | 220円 | 5,500円 |
最低入金額 | 100ドル | 1,000ドル |
GEMFOREX | ||||||
オールインワン口座 | ミラートレード専用口座 | ロースプレッド口座 | スキャルピングフリー口座 | レバレッジ5,000倍口座 | ガチゼロ口座 | |
最大レバレッジ | 1,000倍 | 1,000倍 | 1,000倍 | 30倍 | 5,000倍 | 1,000倍 |
最小ロット数 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 |
最低必要証拠金 | 110円 | 110円 | 110円 | 3,666円 | 22円 | 110円 |
最低入金額 | 5,000円 | 5万円 | 30万円 | 10万円 | 入金上限10万円 | 5,000円 |
※1ドル110円として計算しています。
※最低必要証拠金の計算方法は、「為替レート×最小ロット数÷最大レバレッジ」です。
最大レバレッジを比べるとTRADEVIEWは500倍、GEMFOREXは5,000倍となり、GEMFOREXの方が大きいことがわかります。一番少ない資金で取引できる口座タイプはGEMFOREXのレバレッジ5,000倍口座の22円ですが、最も大きな資金が必要になるのはTRADEVIEWのILC口座の5,500円です。2社の口座を比較すると必要証拠金に大きな差がありますね。レバレッジだけを見るとGEMFOREXが有利ですが、どちらも最低入金額が高いため自身の取引に合った海外FX業者を選ぶことをおすすめします。
★レバレッジ5,000倍口座の注意点
レバレッジ5,000倍口座は、小さな資金で大きく利益を上げるチャンスもありますが、損失する可能性もあります。また、累計利益と含み益が100万円を超えると強制的に決済されます。
※EA・ミラートレードは利用できません。
※ボーナス対象外です。
レバレッジ制限
続いて、TRADEVIEWとGEMFOREXのレバレッジ制限の違いを見ていきましょう。
★TRADEVIEWのレバレッジ制限
口座資金 | X Leverage口座 | ILC口座 |
100,000ドル以下 | 500倍 | 200倍 |
100,000ドル以上 | 具体的な倍率は非公開 | 具体的な倍率は非公開 |
★GEMFOREXのレバレッジ制限
口座資金 | オールインワン口座・ミラートレード専用口座・ロースプレッド口座・ガチゼロ口座 |
2,000,000円未満 | 1,000倍 |
2,000,000円以上 | 500倍 |
※スキャルピングフリー口座は、レバレッジ30倍固定です。
※レバレッジ5,000倍口座は、レバレッジ5,000倍固定です。
TRADEVIEWとGEMFOREXは、口座残高によって最大レバレッジが変わります。200万円を超えるとGEMFOREXは500倍に制限されますが、TRADEVIEWの場合は具体的な倍率は公開されていないため注意が必要です。
TRADEVIEWとGEMFOREXを取扱銘柄で比較
TRADEVIEWとGEMFOREXの取り扱い銘柄を比べてみましょう。
銘柄 | TRADEVIEW | GEMFOREX |
FX通貨 | 61銘柄 | 54銘柄 |
貴金属 | 5銘柄 | なし |
エネルギー | 3銘柄 | 2銘柄 |
株式指数 | 10銘柄 | 10銘柄 |
ETF | なし | 28銘柄
※オールインワン口座のみ |
仮想通貨 | 5銘柄 | 45銘柄 |
FX通貨ペアを比べるとTRADEVIEWとGEMFOREXに大きな差はなく、どちらもメジャー通貨からマイナー通貨まで幅広く対応しています。貴金属やエネルギーはTRADEVIEWの方が多く取り扱っている一方で、ETFや仮想通貨などの銘柄をトレードするならGEMFOREXの方が適しています。
TRADEVIEWとGEMFOREXをスプレッドで比較
TRADEVIEWとGEMFOREXの一般的な口座タイプと、低スプレッドの口座タイプの違いを見ていきましょう。
スタンダードの口座
TRADEVIEWとGEMFOREXの平均スプレッドを比較してみましょう。いずれの口座も取引手数料無料なので、直接かかるコストはスプレッドのみになります。
通貨ペア | TRADEVIEW | GEMFOREX |
X leverage口座(STP口座) | オールインワン口座 | |
USD/JPY | 1.8pips | 1.6pips |
EUR/JPY | 1.9pips | 1.7pips |
GBP/JPY | 2.3pips | 2.2pips |
AUD/JPY | 2.6pips | 1.6pips |
EUR/USD | 1.7pips | 1.7pips |
GBP/USD | 2.0pips | 2.3pips |
2社の口座を比較すると、TRADEVIEWよりGEMFOREXの方が平均スプレッドはやや狭くなっています。ただし、GEMFOREXはDD方式であることから注意が必要です。海外FX業者の取引方法には、NDD方式とDD方式の2つがあります。TRADEVIEWは、FX業者の仲介を通さないNDD方式を採用しています。トレーダーの売買注文がそのままインターバンク市場に流れるため、トレーダーにとって透明性の高い取引ができます。
一方のGEMFOREXは、国内FX業者と同じDD方式を採用しています。トレーダーの売買注文がFX業者の仲介を通して市場に注文されるため、リクオートや約定拒否などの不正が行われる可能性がありますが、スプレッドは狭くなる特徴があります。自身の取引スタイルを考えて取引口座を選ぶようにしましょう。
低スプレッドの口座
続いて、TRADEVIEWのILC口座と、GEMFOREXのロースプレッド口座を比べてみましょう。TRADEVIEWのILC口座は1ロットあたり片道2.5ドルの取引手数料がかかりますが、GEMFOREXの取引手数料は無料です。
通貨ペア | TRADEVIEW | GEMFOREX |
ILC口座(ECN口座) ※1 | ロースプレッド口座 | |
USD/JPY | 0.6pips | 0.3pips |
EUR/JPY | 0.8pips | 0.5pips |
GBP/JPY | 1.0pips | 1.0pips |
AUD/JPY | 0.8pips | 0.6pips |
EUR/USD | 0.5pips | 0.3pips |
GBP/USD | 0.7pips | 1.3pips |
※1…1ロットあたり往復手数料0.5pipsを合算したpips
以下、日本円に換算したトータルコストの表です。
通貨ペア | TRADEVIEW | GEMFOREX |
ILC口座 | ロースプレッド口座 | |
USD/JPY | 650円 | 300円 |
EUR/JPY | 850円 | 500円 |
GBP/JPY | 1,050円 | 1,000円 |
AUD/JPY | 850円 | 600円 |
EUR/USD | 550円 | 330円 |
GBP/USD | 770円 | 1,430円 |
※ILC口座の計算方法「スプレッド×1ロット+往復取引手数料5ドル」
- ドル円の場合:0.1pips×10万通貨+5ドル=10,000pips+5ドル=100円+550円=650円
- ユーロドルの場合:0.0pips×10万通貨+5ドル=5ドル=550円
※ロースプレッド口座の計算方法「スプレッド×1ロット」
- ドル円の場合:0.3pips×10万通貨=30,000pips=300円
- ユーロドルの場合:0.3pips×10万通貨=30,000pips=3ドル=330円
TRADEVIEWのスプレッドはかなり狭いものの取引手数料を加えると、取引手数料がゼロのGEMFOREXの方が有利と言えます。取引手数料は、エントリー時と決済時にそれぞれ引かれるため、スプレッドばかりに目を向けていると手数料負けしてしまいます。ただし、GEMFOREXのロースプレッド口座では、30万円以上の入金が必要になるためハードルが高めかもしれませんね。
★STP口座とECN口座の違い
STP口座は、取引手数料が無料で、直接かかるコストはスプレッドのみです。一方のECN口座は、トレーダーと取引所の間にFXブローカーの仲介がないため狭いスプレッドでの取引が可能です。その代わりに取引手数料を支払う必要がありますが、トータルコスト(スプレッド+取引手数料)はSTP口座よりも安上がりになります。ECN口座はボーナスをもらえない場合が多いので、はじめはSTP口座を利用するといいでしょう。海外FX業者に慣れてからトータルコストが安いECN口座を利用するというやり方をおすすめします。
★狭いスプレッドで取引したい方
TRADEVIEW | GEMFOREX | ||
ILC口座(ECN口座) ※1 | ガチゼロ口座 ※2 | ||
最大レバレッジ | 200倍 | 1,000倍 | |
通貨ペア | 61種類 | 13種類 | |
最低入金額 | 1,000ドル | 5,000円 | |
スプレッド | USD/JPY | 0.6pips | 0.0pips |
EUR/JPY | 0.8pips | 0.0pips | |
GBP/JPY | 1.0pips | 0.0pips | |
AUD/JPY | 0.8pips | 0.0pips | |
EUR/USD | 0.5pips | 0.0pips | |
GBP/USD | 0.7pips | 0.0pips |
※1…1ロットあたり往復手数料0.5pipsを合算したpips
※2…裁量トレードのみ可能です。MT4・EA・ミラートレード利用不可です。
GEMFOREXのガチゼロ口座は、スプレッドはゼロ、取引手数料もかかりません。ただし、通貨ペアが13種類と少ないため注意が必要です。また、GEMFOREXから招待された場合のみ利用できます。
TRADEVIEWとGEMFOREXをスワップポイントで比較
TRADEVIEWとGEMFOREXの0.1ロットあたりのスワップポイントを比べてみましょう。
FX通貨 | TRADEVIEW | GEMFOREX | ||
買 | 売 | 買 | 売 | |
USD/JPY | -19円 | -42円 | 2円 | 3円 |
EUR/JPY | -37円 | -14円 | -15円 | -12円 |
CAD/JPY | -9円 | -25円 | -8円 | -51円 |
AUD/JPY | -9円 | -23円 | 11円 | -77円 |
CHF/JPY | -41円 | -4円 | -89円 | -34円 |
GBP/JPY | -36円 | -56円 | 1円 | -38円 |
NZD/JPY | -4円 | -26円 | 19円 | -74円 |
EUR/USD | -49円 | -12円 | 3円 | 3円 |
TRY/JPY | – | – | – | – |
ZAR/JPY | – | – | – | – |
※1ドル106円として計算しています。
GEMFOREXのUSD/JPYとEUR/USDのスワップポイントは買いでも売りでもプラスになります。一見、GEMFOREXの方が稼ぎやすそうに見えますが、獲得できるポイントが少ないため長期保有しても大きな利益は見込めません。多くの海外FX業者では、スワップポイントがマイナスになることが多く、TRADEVIEWとGEMFOREX共にマイナスばかりで長期トレード向きではありません。スワップポイント狙った取引はどちらも避けた方が良さそうですね。
★スワップポイントとは?
スワップポイントは、2カ国間の通貨を売買することによって発生する利益または損失のことです。例えば、金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買うとその金利差が支払われるという仕組みです。
TRADEVIEWとGEMFOREXを取引ツールで比較
TRADEVIEWとGEMFOREXの取引ツールを比べてみましょう。
取引プラットフォーム | 対応機種・OS | TRADEVIEW | GEMFOREX |
MT4・MT5 | ダウンロード:Windows・Mac | ○ | ○ |
ブラウザ:Webトレーダー | ○ | ○ | |
スマホ:Android・iPhone | ○ | ○ | |
タブレット:Android・iPad | ○ | ○ | |
cTrader | ダウンロード:Windows・Mac | ○ | × |
ブラウザ:Webトレーダー | ○ | × | |
スマホ:Android・iPhone | ○ | × | |
タブレット:Android・iPad | ○ | × | |
Currenex | ダウンロード:Windows・Mac | ○ | × |
ブラウザ:Webトレーダー | × | × | |
スマホ:Android・iPhone | ○ | × | |
タブレット:Android・iPad | ○ | × |
TRADEVIEWは「MT4」「MT5」「cTrader」「Currenex」という4つの取引プラットフォームが利用可能ですが、一方のGEMFOREXでは「MT4」「MT5」のみとなります。人それぞれ利用しやすい口座タイプが異なるので、自分が使いやすい海外FX業者を選ぶようにしましょう。
MT4・MT5の取引ツール
MT4の改良版として登場したMT5は、MT4で使っていたEAやカスタムインジケータを使うことができませんが、今後MT5が主流になるのでMT5へ移行できように準備しておきましょう。
★MT4からMT5への改善点
- 動作スピード:注文や決済の動作スピードが加速。
- 時間足:9種類から21種類に増加。
- 気配値表示:2種類から4種類に増加。
- 描画ツール:31種類から44種類に増加。
cTraderの取引ツール
cTraderは、約定スピードが速く、スキャルピングトレーダーから人気があります。インターバンク市場に直接注文するためスプレッドは狭くなるものの、その代わりとして取引手数料がかかります。cTraderの自動売買は、初心者にとって難易度が高いことがデメリットになるので注意しましょう。
★cTraderの特徴
- 板情報:MT4とMT5にはない板情報の利用が可能。(板情報とは、売買注文がどの価格帯にどれくらい出されているか把握できる。)
- 高い約定力:スピーディーな取引が可能。
- 狭いスプレッド:0.0pipsからトレード可能。
- 透明性の高い取引:約定拒否がない取引が可能。
- 日本語対応:日本語表示と日本時間の設定可能。
Currenex
Currenexは、機関投資家や大口トレーダー向けの取引プラットフォームです。利用する投資家の数も少ないため、情報入手がとても難しいことがデメリットです。
自動売買ツール
★GEMFOREXの自動売買が利用できる口座タイプ
オールインワン口座 | ミラートレード専用口座 | ロースプレッド口座 | スキャルピングフリー口座 | レバレッジ5,000倍口座 | ガチゼロ口座 | |
EA | 〇 | × | × | × | × | × |
ミラートレード | × | 〇 | × | × | × | × |
自動売買ソフトを開発しているGEMFOREXは、5万円以上の口座残高があれば300種類以上の自動売買(EA・ミラートレード)が無料で使い放題です。GEMFOREXの公式サイトには、成績やダウンロード数などがランキング化されているため、FX初心者でも選びやすいでしょう。
★EAとミラートレードの違い
- EA:MT4(FX専用取引ソフト)にインストールして使う自動売買です。
- ミラートレード:Webブラウザ上で行う自動売買です。※MT4やVPSは不要です。
TRADEVIEWとGEMFOREXを信頼性やサポート体制で比較
最後に、TRADEVIEWとGEMFOREXの安全性や信頼性を比較してみましょう。
TRADEVIEW | GEMFOREX | |
法人名 | Tradeview Ltd | Gemtrade LLC |
設立 | 2004年
※日本人向けFXサービスの開始は2010年から |
2010年
※FXサービスの開始は2014年から |
所在地 | 103 S Church Street. Harbou Place, 4th floor, Cayman Islands | Suite 305, Griffith Corporate Centre, Beachmont, Kingstown, St.Vincent and the Grenadines |
金融ライセンス | CIMA(ケイマン諸島金融庁)ライセンス番号:585163 | FSC(モーリシャス金融庁)ライセンス番号:GB 21026537 |
資金管理 |
|
分別管理 |
資本金 | 非公開 | 1億ドル |
従業員数 | 36名 | 167名 |
特徴 | 海外FX中級者・上級者向き | 日本、中国、香港、台湾、韓国、英語圏を中心に約80万口座以上 |
運営歴の長さ
海外FX中級者・上級者向きのTRADEVIEWは、2010年から日本人向けFXサービスを開始しています。一方のGEMFOREXは、日本、中国、韓国、英語圏を中心に約80万口座を超える実績があります。ただし、GEMFOREXは出金遅延トラブルが発生したり、突然サービスを停止したりしているので注意が必要です。
金融ライセンスの取得
TRADEVIEWは、審査基準が厳しく、信頼性の高いケイマン諸島の金融ライセンスを取得しています。一方のGEMFOREXは、取得が簡単なモーリシャスの金融ライセンスを保有しています。ライセンスだけを見るとTRADEVIEWの方が安心して利用できると言えますね。
分別管理と信託保全の有無
TRADEVIEWとGEMFOREXでは、会社の運営資金と顧客が預けた資金を別々に管理する「分別管理」を行っています。TRADEVIEWは、会社が破綻しても資金が守られる信託保全を導入しているため、最大35,000ドルまで保証されています。
一方のGEMFOREXは、信託保全の導入はなく、預けた資金が100%戻ってくるという保証はありません。海外FX業者の中でも信託保全を実施している会社は少なく、TRADEVIEWの方が安心して資金を預けられると言えそうです。
約定力の差
TRADEVIEW | GEMFOREX | |
約定率 | 非公開 | 99.79% |
約定スピード | 非公開 | 0.78秒 |
GEMFOREXの約定率は0.78秒以内に99.79%の約定が成立しますが、約定力が高いと言われているTRADEVIEWの約定率は公開されていません。約定率が低いと、注文したかったレートと異なるレートで約定してしまう可能性があるため、確かな情報を開示しているGEMFOREXの方が安心感はあります。取引コストを抑えるためにはスプレッドの狭さも必要ですが、そのスプレッドを活かすには約定率が大切ということを覚えておきましょう。
ストップレベルの差
FX通貨 | TRADEVIEW | GEMFOREX |
EUR/USD | 0.0 pips | 2.0 pips |
EUR/JPY | 0.0 pips | 2.7 pips |
GBP/USD | 0.0 pips | 2.6 pips |
USD/JPY | 0.0 pips | 2.0 pips |
ストップレベルを比べると、GEMFOREXはTRADEVIEWよりかなり広めです。ストップレベルが広いと希望価格で決済することができず、利益を逃してしまう可能性があります。特にスキャルピングを行う場合は、TRADEVIEWの方が有利なことは明確ですね。
★ストップレベルとは?
ストップレベルとは、指値・逆指値注文を行うときに現在価格から最低でも何pips以上離さなければいけない価格差のことです。例えば、ストップレベルが2.0pipsの場合、現在の価格から前後2.0pips以上離れた価格でないと、指値注文や逆指値注文ができません。ストップレベルが小さければ小さいほどスキャルピング向きと言えます。
ロスカット水準の違い
TRADEVIEWでは、証拠金維持率が100%を下回ったタイミングで強制ロスカットが発動し、口座残高がゼロになる前にポジションが清算されます。一方のGEMFOREXは、証拠金維持率が20%になるまでロスカットされず、TRADEVIEWより資金が底をつくギリギリまでトレードできるというメリットがあります。
★ロスカット水準とは?
ロスカット水準とは、証拠金維持率がどれだけ耐えられるか表した基準です。この水準を下回ると強制的に決済されます。
ゼロカットの有無
TRADEVIEWとGEMFOREXの2社共に、入金額以上の損失が発生しない「ゼロカット」を採用しています。相場の大暴落により口座残高がマイナスになった場合でも、TRADEVIEWとGEMFOREXがマイナス分を負担してくれるので国内FX業者のように追証がなく、借金を抱えるリスクはありません。
日本語サポートの対応力
日本語サポート | TRADEVIEW | GEMFOREX |
公式サイト | ○ | ○ |
ライブチャット | 平日午前8:30~午後4:00(英語のみ) | 平日午前10:00〜午後5:00 |
メールサポート | 平日24時間 | 平日午前10:00〜午後5:00 |
日本人スタッフ | ○ | ○ |
TRADEVIEWとGEMFOREXでは、日本語でのお問い合わせが可能です。TRADEVIEW公式サイトは日本語での説明が少なく、さらにライブチャットは英語のみ対応しているため相談時間の長さを重視するトレーダーにおすすめします。
入出金の利便性
入金方法 | 入金手数料 | 最低入金額 | 反映時間 | |
TRADEVIEW | 国内銀行送金 | 無料 | 下限なし | 1営業日 |
海外銀行送金 | 無料 | 下限なし | 1~3営業日 | |
VISAカード | 無料 | 下限なし | 1営業日 | |
Masterカード | 無料 | 下限なし | 1営業日 | |
bitwallet | 無料(※1) | 下限なし | 1営業日 | |
STICPAY | 無料(※1) | 下限なし | 1営業日 | |
uphold | 無料(※1) | 下限なし | 1営業日 | |
GEMFOREX | 国内銀行送金 | 無料 | 1,000円 | 即時 |
VISAカード | 無料 | 5,000円 | 即時 | |
Masterカード | 無料 | 5,000円 | 即時 | |
BTC | 無料 | 0.00183BTC | 90分以内 | |
ETH | 無料 | 不明 | 即時 | |
Perfect Money | 無料 | 100ドル | 即時 | |
中国国内銀行(ZOTAPAY) | 無料 | 2000 CNY | 即時 |
(※1)オンラインウォレットへの入金手数料がかかります。
※銀行や決済サービス会社で振込手数料が発生した場合、自己負担となります。
出金方法 | 出金手数料 | 最低出金額 | 反映時間 | |
TRADEVIEW | 海外銀行送金 | 35ドル | 下限なし | 1~3営業日 |
VISAカード | 無料 | 下限なし | 数日〜2カ月程 | |
Masterカード | 無料 | 下限なし | 数日〜2カ月程 | |
bitwallet | 1ドル(※1) | 下限なし | 1営業日 | |
STICPAY | 無料(※1) | 下限なし | 1営業日 | |
uphold | 無料(※1) | 下限なし | 1営業日 | |
GEMFOREX | 国内銀行送金 | 無料(※2) | 1円 | 3~15営業日 |
BTC | 無料 | 0.1BTC | 3営業日以上 | |
ETH | 無料 | 0.1ETH | 3営業日以上 |
(※1)オンラインウォレットからの出金手数料がかかります。
(※2)7日間以内に2回以上の出金を行った場合、出金額の2%(20万円以下は一律4,500円)が出金手数料としてかかります。
入金方法としてTRADEVIEWは7種類、GEMFOREXなら7種類、出金方法の場合はTRADEVIEWなら6種類、GEMFOREXは3種類の中から選ぶことができます。
注意点としてGEMFOREXの国内銀行送金では、7日間以内に2回以上の出金を行った場合は出金額の2%(20万円以下なら一律4,500円)が出金手数料としてかかります。さらに、中継銀行手数料や着金手数料は自己負担になるので、TRADEVIEWより割高になるでしょう。また、両社共に出金の反映時間が遅いため、入出金の方法、取引手数料、反映スピードを考えて、使いやすい海外FX会社を選ぶようにしましょう。
TRADEVIEWをおすすめする方
★TRADEVIEWがおすすめの人
- 海外FX経験のある中上級者
- 狭いスプレッドで取引したい
- スキャルピングやデイトレードをしたい
- MT4・MT5・cTrader・Currenexを使いたい
- 信託保全があるFX業者を利用したい
- ストップレベルが0.0pips
- 自己資金が1,000ドル以上ある
TRADEVIEWの最低入金額は高めですが、ILC口座の狭いスプレッドで取引できるというメリットから中上級者におすすめします。取引スタイルに合わせて4つの取引プラットフォームを使えるので、自身のトレードスタイルに合わせて利益を狙えるはずです。
GEMFOREXをおすすめする方
★GEMFOREXがおすすめの人
- 豪華なボーナスを利用したい
- ハイレバレッジで大きな利益を獲得したい
- 取引手数料をかけたくない
- 自動売買ツールを無料で使いたい
- ロスカット水準20%で取引したい
- 質の高い日本語サポートを受けたい
GEMFOREXは、豪華ボーナスが受け取れるだけでなく、自動売買ツールを無料で使いたいトレーダーにおすすめです。最大5,000倍のレバレッジをかけてトレードすることができるため、かなり大きな利益を獲得できる可能性がありますね。
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まとめ
海外FX業者のTRADEVIEWとGEMFOREXについて、最大レバレッジ、スプレッド、取引ツール、ボーナス、安全面などを徹底比較してみました。
TRADEVIEW | GEMFOREX | |
安全性・信頼性 | ◎ | ×(DD方式) |
最大レバレッジ | × | ◎(5,000倍) |
取扱銘柄 | △ | × |
スプレッド重視 | ◎ | ◎ |
スワップポイント重視 | × | △ |
取引ツール | 初心者〜中上級者 | 初心者〜中上級者 |
ボーナス重視 | × | ◎ |
少額投資 | × | × |
日本語サポート重視 | △ | ◎ |
総合的に見て勝者はTRADEVIEWと言えます。最大レバレッジを見るとGEMFOREXの方が有利ですが、取引において重要な安全性を比較するとTRADEVIEWの方が優秀です。TRADEVIEWのILC口座には狭いスプレッドでトレードする中上級者、GEMFOREXは豪華ボーナスを利用したいトレーダーに適しています。どちらも注目されている海外FX業社なので、スプレッドだけでなく基本スペックを見てから判断することが大切ですよ。
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