海外FXブローカーのEXNESSとFXGTの違いを比較し、メリット・デメリットも合わせて解説していきます。2社共に注目を集めている海外FX業社ですが、自分のトレードスタイルによって最適な海外FX口座は変わります。どちらが自分に合った海外FX口座を提供しているのか、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
EXNESSとFXGTを基本スペックで比較
EXNESSとFXGTの基本的なスペックを比べてみます。
EXNESS | FXGT | |
運営会社 | Exness (SC) Ltd | 360 Degrees Markets Ltd |
設立 | 2008年 | 2019年 |
金融庁ライセンス | セーシェル金融庁 | セーシェル共和国金融庁 |
資金管理 | 分別管理 |
|
口座の方式 | NDD(STP・ECN) | NDD(STP・ECN) |
口座の種類 |
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最小ロット数 | 0.01ロット=1,000通貨 |
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最大ロット数 |
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最大レバレッジ |
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1,000倍(Crypto max口座は500倍) |
ドル円の平均スプレッド |
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取引手数料 |
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ボーナス | なし |
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スキャルピング | 可能 | 可能 |
自動売買 | 可能 | 可能 |
両建て | 可能 | 可能 |
口座維持手数料 | なし | なし
※90日間取引または入出金がなかった場合、月額10ドルの口座維持手数料が引き落とされます。 |
ゼロカット | あり | あり |
ロスカット水準 | 0% |
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マージンコール水準 |
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プラットフォーム |
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MT5 |
最低入金額 |
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5ドル |
FX通貨ペア | 98種類 | 53種類 |
他の金融商品 | 株式指数:10種類、貴金属:10種類、エネルギー:2種類、仮想通貨:35種類、株式:88種類 | 株式指数:8種類、貴金属:2種類、エネルギー:3種類、仮想通貨:41種類、株式:51種類、シンセティックペア:20種類、GTi12指数:12種類、DeFiトークン:10種類、NFT:5種類 |
入金方法 | 国内銀行送金、クレジット・デビット、bitwallet、STICPAY、WebMoney、PerfectMoney、仮想通貨 | 国内銀行送金、海外銀行送金、クレジット・デビット、bitwallet、STICPAY、ADA、BTC、ETH、USDT、XRP |
出金方法 | 国内銀行送金、クレジット・デビット、bitwallet、STICPAY、WebMoney、PerfectMoney、仮想通貨 | 国内銀行送金、海外銀行送金、クレジット・デビット、bitwallet、STICPAY、ADA、BTC、ETH、USDT、XRP |
法人口座 | あり | あり |
最大口座数 | 128口座 | 8口座 |
EXNESSは、ハイレバレッジと低スプレッドを求めるトレーダーから絶賛されています。一方のFXGTは、とても豪華なボーナスを受け取れることで初心者に人気のあるブローカーです。どちらも優秀で勝ち負けを決めにくい業者ですが、詳しく見ると欠点などもあるので総合的にメリットの多い方を選ぶことが正解です。
EXNESSとFXGTをメリット・デメリットで比較
EXNESSとFXGTのメリット・デメリットを比較していきます。
EXNESSのメリット・デメリット
★メリット
- 無制限レバレッジで取引できる(MT5は2,000倍)
- 狭いスプレッド
- 様々な銘柄が取引できる
- MT4・MT5を利用できる
- ロスカット水準は0%
- 公式サイト・サポート窓口も日本語対応OK
★デメリット
- ロースプレッド口座・ゼロ口座・プロ口座の最低入金額が1,000ドルと高い
- ロースプレッド口座の取引手数料が1ロットあたり片道3.5ドルかかる
- ゼロ口座の取引手数料が1ロットあたり片道0.1ドル〜かかる
- ボーナスがない
海外FX業界内で最も高いレバレッジで、低スプレッドの取引をするならEXNESSをおすすめします。日本語サポートも質が高く、安心して利用できるでしょう。ボーナスなしというデメリットはありますが、取引スタイルに合わせて4つの口座タイプから選べます。
FXGTのメリット・デメリット
★メリット
- 5種類ある口座タイプから選べる
- 最大レバレッジ1,000倍で取引できる
- 仮想通貨のスプレッドは最狭クラス
- シンセティックペア・GTi12指数・DeFiトークン・NFTの取引可能
- 賠償責任保険の補償限度額が最大100万ユーロ
- 豊富なボーナス(クッション機能付き)
- 最低入金5ドルだから少額資金でもOK
- 公式サイト・サポート窓口も日本語対応OK
★デメリット
- スプレッドは平均クラス
- ECN口座の取引手数料が1ロットあたり片道3ドルかかる
- MT5のみ利用できる
- ロスカット率が40%と高い(Crypto max口座・ECN口座)
豪華なボーナスを活用して資金ゼロで取引するならFXGTをおすすめします。FX通貨ペアや仮想通貨FXなどで最大1,000倍のレバレッジをかけられるため、大きな利益を獲得するチャンスもあります。ただし、取引ツールがMT5に限定されている、というデメリットもあります。
EXNESSとFXGTを最大レバレッジで比較
EXNESSとFXGTの最大レバレッジとレバレッジ制限の違いを見ていきましょう。
最大レバレッジ
EXNESSとFXGTの最大レバレッジを比較していきます。
EXNESS | ||||
スタンダード口座 | ロースプレッド口座 | ゼロ口座 | プロ口座 | |
最大レバレッジ |
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最小ロット数 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 |
最低必要証拠金 |
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最低入金額 | 1ドル | 1,000ドル | 1,000ドル | 1,000ドル |
FXGT | |||||
ミニ口座 | Crypto max口座 | スタンダード+口座 | プロ口座 | ECN口座 | |
最大レバレッジ | 1,000倍 | 500倍 | 1,000倍 | 1,000倍 | 1,000倍 |
最小ロット数 | 0.01ロット=100通貨 | 銘柄によって異なる | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 |
最低必要証拠金 | 11円 | − | 110円 | 110円 | 110円 |
最低入金額 | 5ドル | 5ドル | 5ドル | 5ドル | 5ドル |
※1ドル110円として計算しています。
※最低必要証拠金の計算方法は、「為替レート×最小ロット数÷最大レバレッジ」です。
最大レバレッジを比べるとEXNESSは無制限(MT5は2,000倍)、FXGTは1,000倍となり、EXNESSの方が大きいことがわかります。一番少ない資金で取引できる口座タイプはEXNESSのスタンダード口座・ロースプレッド口座・ゼロ口座・プロ口座の0円ですが、最も大きな資金が必要になるのはFXGTのスタンダード+口座・プロ口座・ECN口座の110円です。レバレッジだけで見るとEXNESSの方が有利ですが、最低入金額を抑えて少ない資金でトレードするならFXGTをおすすめします。
★EXNESSの無制限レバレッジで取引する条件
- 5ロット以上の取引を行う
- 10回以上の決済を行う
- 口座残高1,000ドル未満
- MT4を利用した取引
レバレッジ制限
続いて、EXNESSとFXGTのレバレッジ制限の違いを見ていきましょう。
★EXNESSのレバレッジ制限
口座資金 | 最大レバレッジ |
999ドル以下 | 無制限(実質21億倍) |
1,000ドル〜4,999ドル | 2,000倍 |
5,000ドル〜29,999ドル | 1,000倍 |
30,000ドル以上 | 500倍 |
※土日・祝日は、最大レバレッジが200倍に制限されます。
※経済ニュース・指標発表時前後は最大レバレッジが200倍に制限されます。
※決算報告発表日は、株式の最大レバレッジが5倍に制限されます。
★FXGTのレバレッジ制限(メジャーFX通貨ペアの場合)
取引量 | ミニ口座・Crypto Max口座・スタンダード+口座・プロ口座・ECN口座 |
300,000ドル以下 | 1,000倍 |
300,000ドル〜1,000,000ドル | 500倍 |
1,000,000ドル〜2,000,000ドル | 200倍 |
2,000,000ドル〜3,000,000ドル | 100倍 |
3,000,000ドル〜5,000,000ドル | 50倍 |
5,000,000ドル以上 | 20倍 |
※銘柄により最大レバレッジは異なります。
EXNESSは口座残高によって最大レバレッジが変わりますが、FXGTは保有ポジションにより倍率が変動するダイナミックレバレッジを採用しています。メジャーFX通貨ペアで比べた場合、EXNESSは口座残高30,000ドルを超えると最大500倍に制限されますが、FXGTは取引量が300,000ドル以上なら500倍で取引ができます。ダイナミックレバレッジのメリットは、口座残高がいくらになってもロット数次第では最大レバレッジが適用されるところです。
EXNESSとFXGTを取扱銘柄で比較
EXNESSとFXGTの取り扱い銘柄を比べてみましょう。
銘柄 | EXNESS | FXGT |
FX通貨 | 98銘柄 | 53銘柄 |
貴金属 | 10銘柄 | 2銘柄 |
エネルギー | 2銘柄 | 3銘柄 |
株式 | 88銘柄 | 51銘柄 |
株式指数 | 10銘柄 | 8銘柄 |
仮想通貨 | 35銘柄 | 41銘柄 |
シンセティックペア | なし | 20銘柄 |
GTi12指数 | なし | 12銘柄 |
DeFiトークン | なし | 10銘柄 |
NFT | なし | 5銘柄 |
FX通貨ペアを比べると、FXGTよりEXNESSの方が幅広い取引に対応していることがわかります。ただし、FXGTは、EXNESSで取引できないシンセテイックペア、GTi12指数、DeFiトークン、NFTなどのトレードが可能になるため、様々な銘柄をトレードしたい人に適しています。銘柄によってはEXNESSの方が多いこともあるので、自分が取引をしたい種類をチェックしてから海外FX業者を選びましょう。
★FXGT口座タイプ別の取扱銘柄
銘柄 | ミニ口座 | Crypto max口座 | スタンダード+口座 | プロ口座 | ECN口座 |
FX通貨 | ○53種類 | × | ○53種類 | ○53種類 | ○53種類 |
貴金属 | ○2種類 | × | ○2種類 | ○2種類 | ○2種類 |
エネルギー | ○3種類 | × | ○3種類 | ○3種類 | ○3種類 |
株式 | ○11種類 | × | ○28種類 | ○51種類 | ○51種類 |
株式指数 | ○8種類 | × | ○8種類 | ○8種類 | ○8種類 |
仮想通貨 | ○12種類 | ○41種類 | ○32種類 | ○32種類 | ○24種類 |
シンセティックペア | × | ○13種類 | ○9種類 | ○9種類 | ○9種類 |
GTi12指数 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
DeFiトークン | × | ○10種類 | × | ○10種類 | × |
NFT | × | ○5種類 | × | ○5種類 | × |
FXGTの注意点として、口座タイプにより取り扱い銘柄数がかなり異なるので注意しましょう。
EXNESSとFXGTをスプレッドで比較
EXNESSとFXGTのSTP口座とECN口座の違いを見ていきましょう。
STP口座
EXNESSとFXGTの平均スプレッドを比較してみましょう。いずれの口座も取引手数料無料なので、直接かかるコストはスプレッドのみになります。
通貨ペア | EXNESS | FXGT |
スタンダード口座 | スタンダード+口座 | |
USD/JPY | 1.1pips | 1.8pips |
EUR/JPY | 1.9pips | 1.6pips |
GBP/JPY | 2.0pips | 2.4pips |
AUD/JPY | 1.3pips | 2.5pips |
EUR/USD | 1.0pips | 1.6pips |
GBP/USD | 1.5pips | 2.4pips |
2社の口座を比較すると、FXGTよりEXNESSの方が平均スプレッドは狭くなっています。EXNESSのスタンダード口座は海外FX業者の中でも狭いスプレッドとして評判です。一方、平均クラスのFXGTですが、仮想通貨のスプレッドは競合他社と比べてもとても狭いことで絶賛されています。豪華なボーナスを利用すれば、取引コストを抑えることができるのでバランスが取れていると言えそうです。
ECN口座
続いて、EXNESSのロースプレッド口座と、FXGTのECN口座を比べてみましょう。どちらも取引手数料が発生する口座で、EXNESSは1ロットあたり片道3.5ドル、FXGTは1ロットあたり片道3ドルかかります。
通貨ペア | EXNESS | FXGT |
ロースプレッド口座 ※1 | ECN口座 ※2 | |
USD/JPY | 0.8pips | 1.4pips |
EUR/JPY | 1.2pips | 2.1pips |
GBP/JPY | 1.2pips | 2.8pips |
AUD/JPY | 0.9pips | 2.2pips |
EUR/USD | 0.7pips | 1.5pips |
GBP/USD | 0.8pips | 1.6pips |
※1…1ロットあたり往復手数料0.7pipsを合算したpips
※2…1ロットあたり往復手数料0.6pipsを合算したpips
以下、日本円に換算したトータルコストの表です。
通貨ペア | EXNESS | FXGT |
ロースプレッド口座 | ECN口座 | |
USD/JPY | 870円 | 1,460円 |
EUR/JPY | 1,270円 | 2,160円 |
GBP/JPY | 1,270円 | 2,860円 |
AUD/JPY | 970円 | 2,260円 |
EUR/USD | 770円 | 1,650円 |
GBP/USD | 880円 | 1,760円 |
※ロースプレッド口座の計算方法「スプレッド×1ロット+往復取引手数料7ドル」
- ドル円の場合:0.1pips×10万通貨+7ドル=10,000pips+7ドル=100円+770円=870円
- ユーロドルの場合:0.0pips×10万通貨+7ドル=7ドル=770円
※ECN口座の計算方法「スプレッド×1ロット+往復取引手数料6ドル」
- ドル円の場合:0.8pips×10万通貨+6ドル=80,000pips+6ドル=800円+660円=1,460円
- ユーロドルの場合:0.9pips×10万通貨+6ドル=90,000pips+6ドル=9ドル+6ドル=15ドル=1,650円
上記はECN口座と呼ばれる口座タイプで、トレーダーと取引所の間にFXブローカーの仲介がないため狭いスプレッドでの取引が可能です。その代わりに取引手数料を支払う必要がありますが、トータルコスト(スプレッド+取引手数料)はSTP口座よりも安上がりになります。FXGTはスプレッドも広く、さらに取引手数料もプラスされることから、トータルコストが安いEXNESSの方が有利と言えますね。
EXNESSとFXGTをスワップポイントで比較
EXNESSとFXGTの0.1ロットあたりのスワップポイントを比べてみましょう。
FX通貨 | EXNESS | FXGT | ||
買 | 売 | 買 | 売 | |
USD/JPY | -4円 | -34円 | 17円 | -88円 |
EUR/JPY | -28円 | -5円 | -43円 | -34円 |
CAD/JPY | -4円 | -16円 | 6円 | -76円 |
AUD/JPY | -4円 | -17円 | -4円 | -54円 |
CHF/JPY | -35円 | 6円 | -61円 | -26円 |
GBP/JPY | -7円 | -25円 | -4円 | -76円 |
NZD/JPY | -19円 | -64円 | 5円 | -73円 |
EUR/USD | -41円 | 12円 | -96円 | 8円 |
TRY/JPY | – | – | 20円 | -140円 |
ZAR/JPY | 3円 | -96円 | – | – |
※1ドル106円として計算しています。
一見、EXNESSのZAR/JPY(買)・CHF/JPY(売)・EUR/USD(売)とFXGTのUSD/JPY(買)・CAD/JPY(買)・NZD/JPY(買)・TRY/JPY(買)・EUR/USD(売)はスワップポイントを受け取れそうですが、反対のスワップポイントがマイナスになるので注意が必要です。多くの海外FX業者では、スワップポイントがマイナスになることが多く、EXNESSとFXGT共にマイナスばかりで長期トレード向きではありません。スワップポイント狙った取引はどちらも避けた方が良さそうですね。
★スワップポイントとは?
スワップポイントは、2カ国間の通貨を売買することによって発生する利益または損失のことです。例えば、金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買うとその金利差が支払われるという仕組みです。
EXNESSとFXGTを取引ツールで比較
EXNESSとFXGTの取引ツールを比べてみましょう。
取引プラットフォーム | 対応機種・OS | EXNESS | FXGT |
MT4 | ダウンロード:Windows・Mac | ○ | × |
ブラウザ:Webトレーダー | ○ | × | |
スマホ:Android・iPhone | ○ | × | |
タブレット:Android・iPad | ○ | × | |
MT5 | ダウンロード:Windows・Mac | ○ | ○ |
ブラウザ:Webトレーダー | ○ | ○ | |
スマホ:Android・iPhone | ○ | ○(Androidのみ) | |
タブレット:Android・iPad | ○ | ○(Androidのみ) |
EXNESSは「MT4」「MT5」という2つの取引プラットフォームの利用が可能ですが、一方のFXGTで利用できる取引プラットフォームは「MT5」のみとなります。自動売買で稼ぐとなるとMT5よりMT4の方が優秀なため、MT4とMT5の両方に対応しているEXNESSが有利です。
★MT4からMT5への改善点
- 動作スピード:注文や決済の動作スピードが加速。
- 時間足:9種類から21種類に増加。
- 気配値表示:2種類から4種類に増加。
- 描画ツール:31種類から44種類に増加。
EXNESSとFXGTを信頼性やサポート体制で比較
最後に、EXNESSとFXGTの安全性や信頼性を比較してみましょう。
EXNESS | FXGT | |
法人名 | Exness (SC) Ltd | 360 Degrees Markets Ltd |
設立 | 2008年 | 2019年 |
所在地 | 9A CT House, 2nd floor, Providence, Mahe, Seychelles | Room 12, First Floor, Kingsgate House, Victoria, Mahe, Seychelles |
金融ライセンス | Seychelles Financial Services Agency(セーシェル金融庁FSA)ライセンス番号:SD025
★EXNESSグループの取得済み金融ライセンス
|
Seychelles Financial Services Agency(セーシェル金融庁FSA)ライセンス番号:SD019 |
資金管理 | 分別管理 | 優良銀行で分別管理 |
資本金 | 非公開 | 非公開 |
従業員数 | − | 180名(支社含む) |
特徴 | 海外FX中級者・上級者向き | 7万人以上のトレーダーが利用 |
運営歴の長さ
ロシアで設立されたEXNESSは、日本だけでなく世界でも多くのトレーダーに利用されている業界最大手の海外FX業者です。一方のFXGTは、出金拒否や不正取引などの悪い噂はほとんどありませんが、運営歴が浅いため実績も口コミ評判も少ないのが現状です。運営歴で選ぶならEXNESSの方が圧倒的に有利と言えます。
金融ライセンスの取得
EXNESSとFXGTどちらもセーシェルの金融ライセンスを取得しています。どちらもマイナーライセンスではありますが、EXNESSグループ全体としては難易度の高いライセンスを複数保有していることからEXNESSの方が信頼性や安全性は高いと言えそうですね。
分別管理と信託保全の有無
EXNESSとFXGTでは、会社の運営資金と顧客が預けた資金を別々に管理する「分別管理」を行っています。EXNESSは、会社が破綻しても資金が守られる信託保全の導入はなく、預けた資金が100%戻ってくるという保証はありません。ただし、世界四大会計事務所のDeloitte Touche Tohmatsu(デロイト・トウシュ・トーマツ)がEXNESSの財務状況を確認し、一般公開しています。
一方のFXGTも信託保全の導入はありませんが、最大1,000,000ユーロまで補償する賠償責任保険に加入しています。この保険が実質的な信託保全の役割を果たしてくれるので、FXGTの方が安心して資金を預けられると言えます。
ロスカット水準の違い
FXGTでは、証拠金維持率が20%(Crypto max口座とECN口座は40%)を下回ったタイミングで強制ロスカットが発動し、口座残高がゼロになる前にポジションが清算されます。一方のEXNESSは、証拠金維持率が0%になるまでロスカットされず、資金が底をつくギリギリまでトレードできるというメリットがあります。
★ロスカット水準とは?
ロスカット水準とは、証拠金維持率がどれだけ耐えられるか表した基準です。この水準を下回ると強制的に決済されます。
ゼロカットの有無
EXNESSとFXGTの2社共に、入金額以上の損失が発生しない「ゼロカット」を採用しています。相場の大暴落により口座残高がマイナスになった場合でも、EXNESSとFXGTがマイナス分を負担してくれるので国内FX業者のように追証がなく、借金を抱えるリスクはありません。
便利機能や学習機能の種類
EXNESS | FXGT |
|
|
EXNESSでは、Trading Centralからの市場解説やトレーディング情報をチェックすることができます。一方のIFOREXでは、初心者に向けにマンツーマンレッスンを受けられる学習コンテンツが充実しています。
日本語サポートの対応力
日本語サポート | EXNESS | FXGT |
公式サイト | ○ | ○ |
電話 | +120409740
平日午前8:00〜午前0:00 |
× |
ライブチャット | 平日午後12:00〜午後8:00 | 平日24時間 |
メールサポート | 平日24時間 | 平日24時間 |
日本人スタッフ | ○ | ○ |
EXNESSとFXGTでは、日本語でのお問い合わせが可能です。FXGTの電話サポートはありませんが、EXNESSは困ったときに電話相談できるので安心して利用できます。ただし、国際電話料金がかかるので高額請求に注意しましょう。
入出金の利便性
入金方法 | 入金手数料 | 最低入金額 | 反映時間 | |
EXNESS | 国内銀行送金 | 無料 | 10ドル | 1営業日 |
VISAカード | 無料 | 10ドル | 即時 | |
Masterカード | 無料 | 10ドル | 即時 | |
JCBカード | 無料 | 10ドル | 即時 | |
bitwallet | 無料(※1) | 10ドル | 即時 | |
STICPAY | 無料(※1) | 10ドル | 即時 | |
WebMoney | 無料(※1) | 10ドル | 即時 | |
PerfectMoney | 無料(※1) | 50ドル | 即時 | |
BTC | 無料 | 10ドル | 3営業日 | |
USDT | 無料 | 10ドル | 3営業日 | |
FXGT | 国内銀行送金 | 無料 | 1万円 | 4時間以内 |
海外銀行送金 | 無料 | 1万円 | 5営業日 | |
VISAカード | 無料 | 5,000円 | 即時 | |
JCBカード | 無料 | 5,000円 | 即時 | |
Masterカード | 無料 | 5,000円 | 即時 | |
bitwallet | 無料(※1) | 1,000円 | 即時 | |
STICPAY | 無料(※1) | 5,000円 | 即時 | |
ADA | 無料 | 10ADA | 30分以内 | |
BTC | 無料 | 0.0001BTC | 30分以内 | |
ETH | 無料 | 0.05 ETH | 30分以内 | |
USDT | 無料 | 25USDT | 30分以内 | |
XRP | 無料 | 25RP | 30分以内 |
(※1)オンラインウォレットへの入金手数料がかかります。
※銀行や決済サービス会社で振込手数料が発生した場合、自己負担となります。
出金方法 | 出金手数料 | 最低出金額 | 反映時間 | |
EXNESS | 国内銀行送金 | 無料 | 10ドル | 1営業日 |
VISAカード | 無料 | 3ドル | 3営業日 | |
Masterカード | 無料 | 3ドル | 3営業日 | |
JCBカード | 無料 | 3ドル | 3営業日 | |
bitwallet | 無料(※1) | 1ドル | 即時 | |
STICPAY | 無料(※1) | 1ドル | 即時 | |
WebMoney | 無料(※1) | 1ドル | 即時 | |
PerfectMoney | 無料(※1) | 2ドル | 即時 | |
BTC | 無料 | 10ドル | 3営業日 | |
USDT | 無料 | 100ドル | 3営業日 | |
FXGT | 国内銀行送金 | 無料 | 1万円 | 5営業日 |
海外銀行送金 | 無料 | 1万円 | 5営業日 | |
VISAカード | 無料 | 5,000円 | 2営業日 | |
JCBカード | 無料 | 5,000円 | 2営業日 | |
Masterカード | 無料 | 5,000円 | 2営業日 | |
bitwallet | 無料(※1) | 1,000円 | 2営業日 | |
STICPAY | 無料(※1) | 3,000円 | 2営業日 | |
ADA | 無料 | 10ADA | 2営業日 | |
BTC | 無料 | 0.0001BTC | 2営業日 | |
ETH | 無料 | 0.05 ETH | 2営業日 | |
USDT | 無料 | 25USDT | 2営業日 | |
XRP | 無料 | 25XRP | 2営業日 |
(※1)オンラインウォレットからの出金手数料がかかります。
入金方法としてEXNESSは10種類、FXGTなら12種類、出金方法の場合はEXNESSなら10種類、FXGTは12種類の中から選ぶことができます。注意点としてEXNESSの最低入金は1,000ドル(EXNESSのスタンダード口座は1ドル)という海外FX業界内で高めの設定になります。入出金の方法、取引手数料、反映スピードを考えて、使いやすい海外FX会社を選ぶようにしましょう。
EXNESSをおすすめする方
★EXNESSがおすすめの人
- 海外FX経験のある中上級者
- ハイレバレッジで大きな利益を獲得したい
- 狭いスプレッドで取引したい
- MT4・MT5を使いたい
- ロスカット水準0%で取引したい
EXNESSは狭いスプレッドとハイレバレッジを活用したいトレーダーにおすすめします。ギリギリまで取引可能なロスカット水準0%ということもあり、とても大きな利益を狙えるチャンスがあります。
FXGTをおすすめする方
★FXGTがおすすめの人
- ハイレバレッジで大きな利益を獲得したい
- 様々な銘柄を取引したい
- 豪華なボーナスを利用したい
- 賠償責任保険に加入しているFX業者を利用したい
FXGTは、豪華ボーナスが受け取れる他にも、最低入金額が5ドルということから低リスクで始めたいトレーダーにおすすめです。取引スタイルに合わせて5種類ある口座タイプから選べるので、自身に合ったトレードもしやすいはずですよ。
まとめ
海外FX業者のEXNESSとFXGTについて、最大レバレッジ、スプレッド、取引ツール、ボーナス、安全面などを徹底比較してみました。
EXNESS | FXGT | |
安全性・信頼性 | △ | ◎ |
最大レバレッジ | ◎(無制限) | ◎ |
取扱銘柄 | ◎ | シンセティックペア・GTi12指数・DeFiトークン・NFTを取り扱う(口座タイプによって異なる) |
スプレッド重視 | ◎ | △(仮想通貨は狭い) |
スワップポイント重視 | × | × |
取引ツール | 初心者〜中上級者 | × |
ボーナス重視 | × | ◎ |
少額投資 | ×(最低入金額が高い) | ◎ |
日本語サポート重視 | ◎ | ◎(対応時間が長い) |
総合的に見て勝者はFXGTと言えます。最大レバレッジを見るとEXNESSの方が有利ですが、安全面、取引銘柄の種類、豊富なボーナスなどを比較するとFXGTの方が優秀です。EXNESSには狭いスプレッドで資金力に余裕がある中上級者、FXGTは手厚いサポート体制や仮想通貨がメインの初心者トレーダーに適しています。どちらも注目されている海外FX業社なので、スプレッドだけでなく基本スペックを見てから判断することが大切ですよ。
EXNESSの比較情報一覧
EXNESSのすべての海外FX業者比較情報は以下のページでご覧いただけます。
FXGTの比較情報一覧
FXGTのすべての海外FX業者比較情報は以下のページでご覧いただけます。