【2024年最新版】EXNESSとAXIORYを8つの項目で比較!

EXNESSとAXIORYの比較 海外FX業者比較

海外FXブローカーのEXNESSとAXIORYの違いを比較し、メリット・デメリットも合わせて解説していきます。2社共に注目を集めている海外FX業社ですが、自分のトレードスタイルによって最適な海外FX口座は変わります。どちらが自分に合った海外FX口座を提供しているのか、ぜひ参考にしてくださいね。

EXNESSとAXIORYを基本スペックで比較

EXNESSとAXIORYの基本的なスペックを比べてみます。

EXNESS AXIORY
運営会社 E​xness (SC) Ltd Axiory Global Ltd
設立 2008年 2007年
金融庁ライセンス セーシェル金融庁 ベリーズ国際金融サービス委員会
資金管理 分別管理
  • Doha Bankで分別管理
  • 信託保全あり
口座の方式 NDD(STP・ECN) NDD(STP・ECN)
口座の種類
  • スタンダード口座
  • ロースプレッド口座
  • ゼロ口座
  • プロ口座
  • スタンダード口座
  • ナノ口座
  • テラ口座
  • アルファ口座
最小ロット数 0.01ロット=1,000通貨
  • アルファ口座:1ロット=100,000通貨
  • それ以外の口座は0.01ロット=1,000通貨
最大ロット数
  • 200ロット:午後4:00~午前5:59(冬時間は午後5:00~午前6:59)
  • 20ロット:午前6:00~午前3:59(冬時間は午後7:00~午前4:59)
  • アルファ口座:100,000ロット
  • それ以外の口座は1,000ロット
最大レバレッジ
  • MT4:無制限(実質21億倍)
  • MT5:2,000倍
400倍(アルファ口座は1倍)
ドル円の平均スプレッド
  • スタンダード口座:1.1pips
  • ロースプレッド口座:0.1pips
  • ゼロ口座:0.1pips
  • プロ口座:0.7pips
  • スタンダード口座:1.3pips
  • ナノ口座:0.3pips
  • テラ口座:0.3pips
取引手数料
  • ロースプレッド口座:1ロット取引毎に片道3.5ドル
  • ゼロ口座:1ロット取引毎に片道0.1ドル〜
  • それ以外の口座:無料
  • スタンダード口座:無料
  • ナノ口座:1ロット取引毎に片道3ドル
  • テラ口座:1ロット取引毎に片道3ドル
  • アルファ口座:銘柄ごとに異なる
ボーナス なし なし
スキャルピング 可能 可能
自動売買 可能 可能
両建て 可能 可能
口座維持手数料 なし なし
ゼロカット あり あり
ロスカット水準 0% 20%
マージンコール水準
  • スタンダード口座:60%
  • それ以外の口座:30%
50%
プラットフォーム
  • MT4
  • MT5
  • MT4(スタンダード口座・ナノ口座)
  • MT5(テラ口座・アルファ口座)
  • cTrader(スタンダード口座・ナノ口座)
最低入金額
  • スタンダード口座:1ドル
  • それ以外の口座:1,000ドル
5,000円
FX通貨ペア 98種類 61種類
他の金融商品 株式指数:10種類、貴金属:10種類、エネルギー:2種類、仮想通貨:35種類、株式:88種類 株式指数:10種類、貴金属:4種類、エネルギー:5種類、株式:157種類、ETF:69種類
入金方法 国内銀行送金、クレジット・デビット、bitwallet、STICPAY、WebMoney、PerfectMoney、仮想通貨 国内銀行送金、海外銀行送金、クレジット・デビット、VLoad、STICPAY、NETELLER、Skrill
出金方法 国内銀行送金、クレジット・デビット、bitwallet、STICPAY、WebMoney、PerfectMoney、仮想通貨 国内銀行送金、海外銀行送金、クレジット・デビット、STICPAY、VLoad、NETELLER、Skrill
法人口座 あり あり
最大口座数 128口座 10口座

EXNESSは、ハイレバレッジと低スプレッドを求めるトレーダーから絶賛されています。一方のAXIORYは、海外FX業者内でもトップクラスの約定力があるため、スキャルピングや自動売買をする上級者に人気のブローカーです。どちらも優秀で勝ち負けを決めにくい業者ですが、詳しく見ると欠点などもあるので総合的にメリットの多い方を選ぶことが正解です。

EXNESSとAXIORYをメリット・デメリットで比較

EXNESSとAXIORYのメリット・デメリットを比較していきます。

EXNESSのメリット・デメリット

★メリット

  • 無制限レバレッジで取引できる(MT5は2,000倍)
  • 狭いスプレッド
  • 様々な銘柄が取引できる
  • MT4・MT5を利用できる
  • ロスカット水準は0%
  • 公式サイト・サポート窓口も日本語対応OK

★デメリット

  • ロースプレッド口座・ゼロ口座・プロ口座の最低入金額が1,000ドルと高い
  • ロースプレッド口座の取引手数料が1ロットあたり片道3.5ドルかかる
  • ゼロ口座の取引手数料が1ロットあたり片道0.1ドル〜かかる
  • ボーナスがない

海外FX業界内で最も高いレバレッジと、狭いスプレッドで取引するならEXNESSをおすすめします。日本語サポートも質が高く、安心して利用できるでしょう。ボーナスなしというデメリットはありますが、取引スタイルに合わせて4つの口座タイプから選べます。

AXIORYのメリット・デメリット

★メリット

  • 株式・ETFなどの銘柄が充実
  • MT4・MT5・cTraderを利用できる
  • スキャルピングや自動売買に制限なし
  • 信託保全により資金は保護される
  • トラブル時は2万ユーロまで損害を補償
  • 約定スピードが速い
  • 公式サイト・サポート窓口も日本語対応OK

★デメリット

  • 最大レバレッジが400倍と低い
  • ナノ口座・テラ口座の取引手数料が1ロットあたり片道3ドルかかる
  • ボーナスの開催が少ない(クッション機能なし)
  • 2万円未満の入出金には手数料がかかる

海外FXの中でも高い約定力と信託保全を求めるなら上級者に人気のあるAXIORYをおすすめします。ただし、最大レバレッジが400倍と低く、キャンペーンをほぼ開催しないことがデメリットになるので注意しましょう。

EXNESSとAXIORYを最大レバレッジで比較

EXNESSとAXIORYの最大レバレッジとレバレッジ制限の違いを見ていきましょう。

最大レバレッジ

EXNESSとAXIORYの最大レバレッジを比較していきます。

EXNESS
スタンダード口座 ロースプレッド口座 ゼロ口座 プロ口座
最大レバレッジ
  • MT4:無制限(実質21億倍)
  • MT5:2,000倍
  • MT4:無制限(実質21億倍)
  • MT5:2,000倍
  • MT4:無制限(実質21億倍)
  • MT5:2,000倍
  • MT4:無制限(実質21億倍)
  • MT5:2,000倍
最小ロット数 0.01ロット=1,000通貨 0.01ロット=1,000通貨 0.01ロット=1,000通貨 0.01ロット=1,000通貨
最低必要証拠金
  • MT4:0円
  • MT5:55円
  • MT4:0円
  • MT5:55円
  • MT4:0円
  • MT5:55円
  • MT4:0円
  • MT5:55円
最低入金額 1ドル 1,000ドル 1,000ドル 1,000ドル
AXIORY
スタンダード口座 ナノ口座 テラ口座 アルファ口座
最大レバレッジ 400倍 400倍 400倍 1倍
最小ロット数 0.01ロット=1,000通貨 0.01ロット=1,000通貨 0.01ロット=1,000通貨 1ロット=100,000通貨
最低必要証拠金 275円 275円 275円 11,000,000円
最低入金額 5,000円 5,000円 5,000円 5,000円

※1ドル110円として計算しています。

※最低必要証拠金の計算方法は、「為替レート×最小ロット数÷最大レバレッジ」です。

最大レバレッジを比べるとEXNESSは無制限(MT5は2,000倍)、AXIORYは400倍となり、EXNESSの方が大きいことがわかります。一番少ない資金で取引できる口座タイプはEXNESSのスタンダード口座・ロースプレッド口座・ゼロ口座・プロ口座の0円ですが、最も大きな資金が必要になるのはAXIORYのアルファ口座の11,000,000円です。レバレッジだけで見るとEXNESSの方が有利ですが、最低入金額を抑えて少ない資金でトレードするならAXIORYをおすすめします。

★EXNESSの無制限レバレッジで取引する条件

  • 5ロット以上の取引を行う
  • 10回以上の決済を行う
  • 口座残高1,000ドル未満
  • MT4を利用した取引

レバレッジ制限

続いて、EXNESSとAXIORYのレバレッジ制限の違いを見ていきましょう。

★EXNESSのレバレッジ制限

口座資金 最大レバレッジ
999ドル以下 無制限(実質21億倍)
1,000ドル〜4,999ドル 2,000倍
5,000ドル〜29,999ドル 1,000倍
30,000ドル以上 500倍

※土日・祝日は、最大レバレッジが200倍に制限されます。

※経済ニュース・指標発表時前後は最大レバレッジが200倍に制限されます。

※決算報告発表日は、株式の最大レバレッジが5倍に制限されます。

★AXIORYのレバレッジ制限

口座資金 スタンダード口座・ナノ口座・テラ口座
100,000ドル以下 400倍
100,001ドル〜200,000ドル 300倍
200,001ドル以上 200倍

EXNESSとAXIORYは、口座残高によって最大レバレッジが変わります。EXNESSは口座残高30,000ドルを超えると最大500倍に制限されますが、AXIORYの最大レバレッジがもともと低いためEXNESSの方がレバレッジは高いままとなります。ハイレバレッジを利用して取引するならEXNESSが有利と言えますね。

EXNESSとAXIORYを取扱銘柄で比較

EXNESSとAXIORYの取り扱い銘柄を比べてみましょう。

銘柄 EXNESS AXIORY
FX通貨 98銘柄 61銘柄
貴金属 10銘柄 4銘柄
エネルギー 2銘柄 5銘柄
株式 88銘柄 157銘柄
株式指数 10銘柄 10銘柄
ETF なし 69銘柄
仮想通貨 35銘柄 なし

銘柄を比べると、EXNESSよりもAXIORYの方が幅広い取引に対応していることがわかります。FX通貨ペアに加え、貴金属、仮想通貨などはEXNESSの方が豊富に取り扱っていますが、エネルギーや株式、ETFはAXIORYの方が有利です。主要なFX通貨ペアをトレードするなら、CFD銘柄の種類が多いAXIORYを選んでおいて間違いありませんね。

EXNESSとAXIORYをスプレッドで比較

EXNESSとAXIORYのSTP口座とECN口座の違いを見ていきましょう。

STP口座

EXNESSとAXIORYの平均スプレッドを比較してみましょう。いずれの口座も取引手数料無料なので、直接かかるコストはスプレッドのみになります。

通貨ペア EXNESS AXIORY
スタンダード口座 スタンダード口座
USD/JPY 1.1pips 1.3pips
EUR/JPY 1.9pips 1.5pips
GBP/JPY 2.0pips 2.0pips
AUD/JPY 1.3pips 1.9pips
EUR/USD 1.0pips 1.2pips
GBP/USD 1.5pips 1.6pips

2社の口座を比較すると、AXIORYよりEXNESSの方が平均スプレッドは狭くなっています。EXNESSのスタンダード口座は海外FX業者の中でも狭いスプレッドとして評判です。ただし、通貨ペアによって平均スプレッドは変わるので、取引する銘柄でFX会社を選ぶようにしましょう。

ECN口座

続いて、EXNESSのロースプレッド口座と、AXIORYのナノ口座・テラ口座を比べてみましょう。どちらも取引手数料が発生する口座で、EXNESSは1ロットあたり片道3.5ドル、AXIORYは1ロットあたり片道3ドルかかります。

通貨ペア EXNESS AXIORY
ロースプレッド口座 ※1 ナノ口座・テラ口座 ※2
USD/JPY 0.8pips 0.9pips
EUR/JPY 1.2pips 0.8pips
GBP/JPY 1.2pips 1.5pips
AUD/JPY 0.9pips 1.5pips
EUR/USD 0.7pips 0.8pips
GBP/USD 0.8pips 1.0pips

※1…1ロットあたり往復手数料0.7pipsを合算したpips

※2…1ロットあたり往復手数料0.6pipsを合算したpips

以下、日本円に換算したトータルコストの表です。

通貨ペア EXNESS AXIORY
ロースプレッド口座 ナノ口座・テラ口座
USD/JPY 870円 960円
EUR/JPY 1,270円 860円
GBP/JPY 1,270円 1,560円
AUD/JPY 970円 1,560円
EUR/USD 770円 880円
GBP/USD 880円 1,100円

※ロースプレッド口座の計算方法「スプレッド×1ロット+往復取引手数料7ドル」

  • ドル円の場合:0.1pips×10万通貨+7ドル=10,000pips+7ドル=100円+770円=870円
  • ユーロドルの場合:0.0pips×10万通貨+7ドル=7ドル=770円

※ナノ口座・テラ口座の計算方法「スプレッド×1ロット+往復取引手数料6ドル」

  • ドル円の場合:0.3pips×10万通貨+6ドル=30,000pips+6ドル=300円+660円=960円
  • ユーロドルの場合:0.2pips×10万通貨+6ドル=20,000pips+6ドル=2ドル+6ドル=8ドル=880円

上記はECN口座と呼ばれる口座タイプで、トレーダーと取引所の間にFXブローカーの仲介がないため狭いスプレッドでの取引が可能です。その代わりに取引手数料を支払う必要がありますが、トータルコスト(スプレッド+取引手数料)はSTP口座よりも安上がりになります。取引回数や取引数量が多いトレードスタイルの場合は、トータルコストが安いEXNESSの方が優秀と言えますね。

EXNESSとAXIORYをスワップポイントで比較

EXNESSとAXIORYの0.1ロットあたりのスワップポイントを比べてみましょう。

FX通貨 EXNESS AXIORY
USD/JPY -4円 -34円 -21円 -41円
EUR/JPY -28円 -5円 -36円 -16円
CAD/JPY -4円 -16円 -14円 -23円
AUD/JPY -4円 -17円 -15円 -29円
CHF/JPY -35円 6円 -41円 -3円
GBP/JPY -7円 -25円 -36円 -58円
NZD/JPY -19円 -64円 -13円 -17円
EUR/USD -41円 12円 -48円 0円
TRY/JPY 22円 -38円
ZAR/JPY 3円 -96円 6円 -11円

※1ドル106円として計算しています。

一見、EXNESSのZAR/JPY(買)・CHF/JPY(売)・EUR/USD(売)とAXIORYのTRY/JPY(買)・ZAR/JPY(買)はスワップポイントを受け取れそうですが、反対のスワップポイントがマイナスになるので注意が必要です。多くの海外FX業者では、スワップポイントがマイナスになることが多く、EXNESSとAXIORY共にマイナスばかりで長期トレード向きではありません。スワップポイント狙った取引はどちらも避けた方が良さそうですね。

★スワップポイントとは?

スワップポイントは、2カ国間の通貨を売買することによって発生する利益または損失のことです。例えば、金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買うとその金利差が支払われるという仕組みです。

EXNESSとAXIORYを取引ツールで比較

EXNESSとAXIORYの取引ツールを比べてみましょう。

取引プラットフォーム 対応機種・OS EXNESS AXIORY
MT4・MT5 ダウンロード:Windows・Mac
ブラウザ:Webトレーダー
スマホ:Android・iPhone
タブレット:Android・iPad
cTrader ダウンロード:Windows ×
ブラウザ:Web版 ×
スマホ:Android・iPhone ×

EXNESSは「MT4」「MT5」という2つの取引プラットフォームのみ利用可能ですが、AXIORYでは「MT4」「MT5」「cTrader」になります。人それぞれ利用しやすい口座タイプが異なるので、自分が使いやすい海外FX業者を選ぶようにしましょう。

MT4・MT5の取引ツール

MT4の改良版として登場したMT5は、MT4で使っていたEAやカスタムインジケータを使うことができませんが、今後MT5が主流になるのでMT5へ移行できように準備しておきましょう。

★MT4からMT5への改善点

  1. 動作スピード:注文や決済の動作スピードが加速。
  2. 時間足:9種類から21種類に増加。
  3. 気配値表示:2種類から4種類に増加。
  4. 描画ツール:31種類から44種類に増加。

cTraderの取引ツール

cTraderは、約定スピードが速く、スキャルピングトレーダーから人気があります。インターバンク市場に直接注文するためスプレッドは狭くなるものの、その代わりとして取引手数料がかかります。cTraderの自動売買は、初心者にとって難易度が高いことがデメリットになるので注意しましょう。

★cTraderの特徴

  • 板情報:MT4とMT5にはない板情報の利用が可能。(板情報とは、売買注文がどの価格帯にどれくらい出されているか把握できる。)
  • 高い約定力:スピーディーな取引が可能。
  • 狭いスプレッド:0.0pipsからトレード可能。
  • 透明性の高い取引:約定拒否がない取引が可能。
  • 日本語対応:日本語表示と日本時間の設定可能。

EXNESSとAXIORYを信頼性やサポート体制で比較

最後に、EXNESSとAXIORYの安全性や信頼性を比較してみましょう。

EXNESS AXIORY
法人名 E​xness (SC) Ltd Axiory Global Ltd.
設立 2008年 2007年

※FXサービスの開始は2013年から

所在地 9A CT House, 2nd floor, Providence, Mahe, Seychelles No. 1 Corner of William Fonseca Street, Marine Parade, Belize City, Belize, C.A.
金融ライセンス Seychelles Financial Services Agency(セーシェル金融庁FSA)ライセンス番号:SD025

★EXNESSグループの取得済み金融ライセンス

  • キュラソーおよびシント・マールテン中央銀行
  • キプロス証券取引委員会
  • イギリス金融行動監視機
  • 英領バージン諸島金融サービス委員会
  • 南アフリカ金融業界行為監督機構
  • モーリシャス金融サービス委員会
IFSC(ベリーズ国際金融サービス委員会)ライセンス番号:100022/163
資金管理 分別管理
  • Doha Bankで分別管理
  • 信託保全
資本金 非公開 非公開
従業員数 非公開
特徴 海外FX中級者・上級者向き アジア中心に世界8カ国にサービス提供

運営歴の長さ

ロシアで設立されたEXNESSは、日本だけでなく世界でも多くのトレーダーに利用されている業界最大手の海外FX業者です。一方、海外FX業者として規模・運営歴共に中堅どころのAXIORYは、アジアを中心に世界8カ国にサービス提供しています。両社共に運営歴での大きな差はなく、総合的に便利な方を利用しましょう。

金融ライセンスの取得

EXNESSはセーシェルの金融ライセンス、AXIORYはベリーズ国際金融サービス委員会の金融ライセンスを取得しています。どちらもマイナーライセンスなので、自身の取引スタイルを考えて取引口座を選ぶようにしましょう。

分別管理と信託保全の有無

EXNESSとAXIORYでは、会社の運営資金と顧客が預けた資金を別々に管理する「分別管理」を行っています。EXNESSは、会社が破綻しても資金が守られる信託保全の導入はなく、預けた資金が100%戻ってくるという保証はありません。ただし、世界四大会計事務所のDeloitte Touche Tohmatsu(デロイト・トウシュ・トーマツ)がEXNESSの財務状況を確認し、一般公開しています。

一方のAXIORYは、信託保全を導入しているため、第三者の監査法人PwCから顧客に資金全額が返金されます。さらにThe Financial Commissionに加盟しているため、顧客と業者間とトラブルが発生した場合は最大20,000ユーロの保証金が支払われます。海外FX業者の中でもここまで手厚い保障をしているブローカーは珍しく、AXIORYの方が安心して資金を預けられると言えます。

★信託保全とは?

信託保全とは、顧客から預かった資金を銀行で管理してもらうことです。これにより、万が一、FX業者が破綻したとしても顧客の資金は守られます。

約定力の差

EXNESS AXIORY
約定率 非公開 99.98%
約定スピード 非公開 0.326秒

AXIORYの約定率は0.326秒以内に99.98%という海外FX業界でもかなり高く、システムに負荷がかかるスキャルピングでさえもスピーディーに約定します。一方、EXNESSの約定率は公開されていません。約定率が低いと注文したかったレートと異なるレートで約定してしまう可能性があるため、スピーディーに約定するAXIORYの方が有利と言えます。取引コストを抑えるためにはスプレッドの狭さも大切ですが、そのスプレッドを活かすには約定率が大切になるということを覚えておきましょう。

ロスカット水準の違い

AXIORYでは、証拠金維持率が20%を下回ったタイミングで強制ロスカットが発動し、口座残高がゼロになる前にポジションが清算されます。一方のEXNESSは、証拠金維持率が0%になるまでロスカットされず、資金が底をつくギリギリまでトレードできるというメリットがあります。

★ロスカット水準とは?

ロスカット水準とは、証拠金維持率がどれだけ耐えられるか表した基準です。この水準を下回ると強制的に決済されます。

ゼロカットの有無

EXNESSとAXIORYの2社共に、入金額以上の損失が発生しない「ゼロカット」を採用しています。相場の大暴落により口座残高がマイナスになった場合でも、EXNESSとAXIORYがマイナス分を負担してくれるので国内FX業者のように追証がなく、借金を抱えるリスクはありません。

便利機能や学習機能の種類

EXNESS AXIORY
  • 分析ツール
  • 経済指標カレンダー
  • Web TV
  • ヒストリカルデータ
  • FXシミュレーター
  • 日本時間表示インジケータ
  • ストライクインジケータ
  • 通貨インデックス

EXNESSでは、Trading Centralからの市場解説やトレーディング情報をチェックすることができます。一方のAXIORYでは、過去の値動きが記録されているチャートデータの確認ができるため、上級者にとって便利なツールが揃っています。

日本語サポートの対応力

日本語サポート EXNESS AXIORY
公式サイト
電話 +120409740

平日午前8:00〜午前0:00

×
ライブチャット 平日午後12:00〜午後8:00 平日午前10:30〜午後11:30
メールサポート 平日24時間 平日午前9:00〜深夜00:00
日本人スタッフ

EXNESSとAXIORYでは、日本語でのお問い合わせが可能です。AXIORYの電話サポートはありませんが、EXNESSは困ったときに電話相談できるので安心して利用できます。ただし、国際電話料金がかかるので高額請求に注意しましょう。

入出金の利便性

入金方法 入金手数料 最低入金額 反映時間
EXNESS 国内銀行送金 無料 10ドル 1営業日
VISAカード 無料 10ドル 即時
Masterカード 無料 10ドル 即時
JCBカード 無料 10ドル 即時
bitwallet 無料(※1) 10ドル 即時
STICPAY 無料(※1) 10ドル 即時
WebMoney 無料(※1) 10ドル 即時
PerfectMoney 無料(※1) 50ドル 即時
BTC 無料 10ドル 3営業日
USDT 無料 10ドル 3営業日
AXIORY 国内銀行送金 無料(2万円未満1,000円) 1,100円 1営業日
海外銀行送金 無料(2万円未満1,500円) 1万円 3〜20営業日
VISAカード 無料(2万円未満1,000円) 5,000円 即時
JCBカード 無料(2万円未満1,000円) 5,000円 即時
UnionPay 無料(2万円未満1,000円) 5,000円 即時
VLoad 無料(2万円未満1,000円)(※1) 5,000円 即時
STICPAY 無料(2万円未満1,000円)(※1) 5,000円 即時
NETELLER 無料(2万円未満1,000円) 5,000円 即時
Skrill 無料(2万円未満1,000円) 5,000円 即時

(※1)オンラインウォレットへの入金手数料がかかります。

※銀行や決済サービス会社で振込手数料が発生した場合、自己負担となります。

出金方法 出金手数料 最低出金額 反映時間
EXNESS 国内銀行送金 無料 10ドル 1営業日
VISAカード 無料 3ドル 3営業日
Masterカード 無料 3ドル 3営業日
JCBカード 無料 3ドル 3営業日
bitwallet 無料(※1) 1ドル 即時
STICPAY 無料(※1) 1ドル 即時
WebMoney 無料(※1) 1ドル 即時
PerfectMoney 無料(※1) 2ドル 即時
BTC 無料 10ドル 3営業日
USDT 無料 100ドル 3営業日
AXIORY 国内銀行送金 無料(2万円未満1,000円) 1,100円 1〜2営業日
海外銀行送金 無料(2万円未満1,500円)(※1) 1万円 3〜20営業日
VISAカード 無料(2万円未満1,000円) 1,100円 3〜20営業日
JCBカード 無料(2万円未満1,000円) 1,100円 3〜20営業日
UnionPay 無料(2万円未満1,000円) 1,100円 3〜20営業日
STICPAY 無料(2万円未満1,000円)(※2) 1,100円 1営業日
VLoad 無料(2万円未満1,000円)(※2) 2,000円 1営業日
NETELLER 無料(2万円未満1,000円) 1,100円 1営業日
Skrill 無料(2万円未満1,000円) 1,100円 1営業日

(※1)オンラインウォレットからの出金手数料がかかります。

入金方法としてEXNESSは10種類、AXIORYなら9種類(NETELLERとSkrillは日本で利用不可)、出金方法の場合はEXNESSなら10種類、AXIORYは9種類(NETELLERとSkrillは日本で利用不可)の中から選ぶことができます。

注意点としてEXNESSの最低入金は1,000ドル(EXNESSのスタンダード口座は1ドル)という海外FX業界内で高めの設定になります。一方のAXIORYでは、入出金額が2万円未満だと1,000円の別途手数料がかかります。入出金の方法、取引手数料、反映スピードを考えて、使いやすい海外FX会社を選ぶようにしましょう。

EXNESSをおすすめする方

★EXNESSがおすすめの人

  • 海外FX経験のある中上級者
  • ハイレバレッジで大きな利益を獲得したい
  • 狭いスプレッドで取引したい
  • ロスカット水準0%で取引したい

EXNESSは狭いスプレッドとハイレバレッジを活用したいトレーダーにおすすめします。ギリギリまで取引可能なロスカット水準0%ということもあり、とても大きな利益を狙えるチャンスがあります。

AXIORYをおすすめする方

★AXIORYがおすすめの人

  • スキャルピングやデイトレードをしたい
  • MT4・MT5・cTraderを使いたい
  • 信託保全を導入しているFX業者を利用したい
  • 約定力の高いFX業者を選びたい

AXIORYは、安定的な低スプレッドと、約定力の高さからスキャルピングトレーダーにおすすめします。取引スタイルに合わせて3つの取引プラットフォームを使えるので、自身に合ったトレードもしやすいはずですよ。

まとめ

海外FX業者のEXNESSとAXIORYについて、最大レバレッジ、スプレッド、取引ツール、ボーナス、安全面などを徹底比較してみました。

EXNESS AXIORY
安全性・信頼性
最大レバレッジ ◎(無制限) ×
取扱銘柄
スプレッド重視
スワップポイント重視 × ×
取引ツール 初心者〜中上級者
ボーナス重視 ×
少額投資 ×最低入金額が高い)
日本語サポート重視

総合的に見て勝者はAXIORYと言えます。最大レバレッジを見るとEXNESSの方が有利ですが、安全面、高い約定力、取引ツールの種類などを比較するとAXIORYの方が優秀です。EXNESSには狭いスプレッドで資金力に余裕がある中上級者、AXIORYは安定したスプレッドと高い約定力で取引したいトレーダーに適しています。どちらも注目されている海外FX業社なので、スプレッドだけでなく基本スペックを見てから判断することが大切ですよ。

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