海外FXブローカーのEXNESSとAXIORYの違いを比較し、メリット・デメリットも合わせて解説していきます。2社共に注目を集めている海外FX業社ですが、自分のトレードスタイルによって最適な海外FX口座は変わります。どちらが自分に合った海外FX口座を提供しているのか、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
EXNESSとAXIORYを基本スペックで比較
EXNESSとAXIORYの基本的なスペックを比べてみます。
EXNESS | AXIORY | |
運営会社 | Exness (SC) Ltd | Axiory Global Ltd |
設立 | 2008年 | 2007年 |
金融庁ライセンス | セーシェル金融庁 | ベリーズ国際金融サービス委員会 |
資金管理 | 分別管理 |
|
口座の方式 | NDD(STP・ECN) | NDD(STP・ECN) |
口座の種類 |
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最小ロット数 | 0.01ロット=1,000通貨 |
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最大ロット数 |
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最大レバレッジ |
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400倍(アルファ口座は1倍) |
ドル円の平均スプレッド |
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取引手数料 |
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ボーナス | なし | なし |
スキャルピング | 可能 | 可能 |
自動売買 | 可能 | 可能 |
両建て | 可能 | 可能 |
口座維持手数料 | なし | なし |
ゼロカット | あり | あり |
ロスカット水準 | 0% | 20% |
マージンコール水準 |
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50% |
プラットフォーム |
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最低入金額 |
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5,000円 |
FX通貨ペア | 98種類 | 61種類 |
他の金融商品 | 株式指数:10種類、貴金属:10種類、エネルギー:2種類、仮想通貨:35種類、株式:88種類 | 株式指数:10種類、貴金属:4種類、エネルギー:5種類、株式:157種類、ETF:69種類 |
入金方法 | 国内銀行送金、クレジット・デビット、bitwallet、STICPAY、WebMoney、PerfectMoney、仮想通貨 | 国内銀行送金、海外銀行送金、クレジット・デビット、VLoad、STICPAY、NETELLER、Skrill |
出金方法 | 国内銀行送金、クレジット・デビット、bitwallet、STICPAY、WebMoney、PerfectMoney、仮想通貨 | 国内銀行送金、海外銀行送金、クレジット・デビット、STICPAY、VLoad、NETELLER、Skrill |
法人口座 | あり | あり |
最大口座数 | 128口座 | 10口座 |
EXNESSは、ハイレバレッジと低スプレッドを求めるトレーダーから絶賛されています。一方のAXIORYは、海外FX業者内でもトップクラスの約定力があるため、スキャルピングや自動売買をする上級者に人気のブローカーです。どちらも優秀で勝ち負けを決めにくい業者ですが、詳しく見ると欠点などもあるので総合的にメリットの多い方を選ぶことが正解です。
EXNESSとAXIORYをメリット・デメリットで比較
EXNESSとAXIORYのメリット・デメリットを比較していきます。
EXNESSのメリット・デメリット
★メリット
- 無制限レバレッジで取引できる(MT5は2,000倍)
- 狭いスプレッド
- 様々な銘柄が取引できる
- MT4・MT5を利用できる
- ロスカット水準は0%
- 公式サイト・サポート窓口も日本語対応OK
★デメリット
- ロースプレッド口座・ゼロ口座・プロ口座の最低入金額が1,000ドルと高い
- ロースプレッド口座の取引手数料が1ロットあたり片道3.5ドルかかる
- ゼロ口座の取引手数料が1ロットあたり片道0.1ドル〜かかる
- ボーナスがない
海外FX業界内で最も高いレバレッジと、狭いスプレッドで取引するならEXNESSをおすすめします。日本語サポートも質が高く、安心して利用できるでしょう。ボーナスなしというデメリットはありますが、取引スタイルに合わせて4つの口座タイプから選べます。
AXIORYのメリット・デメリット
★メリット
- 株式・ETFなどの銘柄が充実
- MT4・MT5・cTraderを利用できる
- スキャルピングや自動売買に制限なし
- 信託保全により資金は保護される
- トラブル時は2万ユーロまで損害を補償
- 約定スピードが速い
- 公式サイト・サポート窓口も日本語対応OK
★デメリット
- 最大レバレッジが400倍と低い
- ナノ口座・テラ口座の取引手数料が1ロットあたり片道3ドルかかる
- ボーナスの開催が少ない(クッション機能なし)
- 2万円未満の入出金には手数料がかかる
海外FXの中でも高い約定力と信託保全を求めるなら上級者に人気のあるAXIORYをおすすめします。ただし、最大レバレッジが400倍と低く、キャンペーンをほぼ開催しないことがデメリットになるので注意しましょう。
EXNESSとAXIORYを最大レバレッジで比較
EXNESSとAXIORYの最大レバレッジとレバレッジ制限の違いを見ていきましょう。
最大レバレッジ
EXNESSとAXIORYの最大レバレッジを比較していきます。
EXNESS | ||||
スタンダード口座 | ロースプレッド口座 | ゼロ口座 | プロ口座 | |
最大レバレッジ |
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最小ロット数 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 |
最低必要証拠金 |
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最低入金額 | 1ドル | 1,000ドル | 1,000ドル | 1,000ドル |
AXIORY | ||||
スタンダード口座 | ナノ口座 | テラ口座 | アルファ口座 | |
最大レバレッジ | 400倍 | 400倍 | 400倍 | 1倍 |
最小ロット数 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.01ロット=1,000通貨 | 1ロット=100,000通貨 |
最低必要証拠金 | 275円 | 275円 | 275円 | 11,000,000円 |
最低入金額 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
※1ドル110円として計算しています。
※最低必要証拠金の計算方法は、「為替レート×最小ロット数÷最大レバレッジ」です。
最大レバレッジを比べるとEXNESSは無制限(MT5は2,000倍)、AXIORYは400倍となり、EXNESSの方が大きいことがわかります。一番少ない資金で取引できる口座タイプはEXNESSのスタンダード口座・ロースプレッド口座・ゼロ口座・プロ口座の0円ですが、最も大きな資金が必要になるのはAXIORYのアルファ口座の11,000,000円です。レバレッジだけで見るとEXNESSの方が有利ですが、最低入金額を抑えて少ない資金でトレードするならAXIORYをおすすめします。
★EXNESSの無制限レバレッジで取引する条件
- 5ロット以上の取引を行う
- 10回以上の決済を行う
- 口座残高1,000ドル未満
- MT4を利用した取引
レバレッジ制限
続いて、EXNESSとAXIORYのレバレッジ制限の違いを見ていきましょう。
★EXNESSのレバレッジ制限
口座資金 | 最大レバレッジ |
999ドル以下 | 無制限(実質21億倍) |
1,000ドル〜4,999ドル | 2,000倍 |
5,000ドル〜29,999ドル | 1,000倍 |
30,000ドル以上 | 500倍 |
※土日・祝日は、最大レバレッジが200倍に制限されます。
※経済ニュース・指標発表時前後は最大レバレッジが200倍に制限されます。
※決算報告発表日は、株式の最大レバレッジが5倍に制限されます。
★AXIORYのレバレッジ制限
口座資金 | スタンダード口座・ナノ口座・テラ口座 |
100,000ドル以下 | 400倍 |
100,001ドル〜200,000ドル | 300倍 |
200,001ドル以上 | 200倍 |
EXNESSとAXIORYは、口座残高によって最大レバレッジが変わります。EXNESSは口座残高30,000ドルを超えると最大500倍に制限されますが、AXIORYの最大レバレッジがもともと低いためEXNESSの方がレバレッジは高いままとなります。ハイレバレッジを利用して取引するならEXNESSが有利と言えますね。
EXNESSとAXIORYを取扱銘柄で比較
EXNESSとAXIORYの取り扱い銘柄を比べてみましょう。
銘柄 | EXNESS | AXIORY |
FX通貨 | 98銘柄 | 61銘柄 |
貴金属 | 10銘柄 | 4銘柄 |
エネルギー | 2銘柄 | 5銘柄 |
株式 | 88銘柄 | 157銘柄 |
株式指数 | 10銘柄 | 10銘柄 |
ETF | なし | 69銘柄 |
仮想通貨 | 35銘柄 | なし |
銘柄を比べると、EXNESSよりもAXIORYの方が幅広い取引に対応していることがわかります。FX通貨ペアに加え、貴金属、仮想通貨などはEXNESSの方が豊富に取り扱っていますが、エネルギーや株式、ETFはAXIORYの方が有利です。主要なFX通貨ペアをトレードするなら、CFD銘柄の種類が多いAXIORYを選んでおいて間違いありませんね。
EXNESSとAXIORYをスプレッドで比較
EXNESSとAXIORYのSTP口座とECN口座の違いを見ていきましょう。
STP口座
EXNESSとAXIORYの平均スプレッドを比較してみましょう。いずれの口座も取引手数料無料なので、直接かかるコストはスプレッドのみになります。
通貨ペア | EXNESS | AXIORY |
スタンダード口座 | スタンダード口座 | |
USD/JPY | 1.1pips | 1.3pips |
EUR/JPY | 1.9pips | 1.5pips |
GBP/JPY | 2.0pips | 2.0pips |
AUD/JPY | 1.3pips | 1.9pips |
EUR/USD | 1.0pips | 1.2pips |
GBP/USD | 1.5pips | 1.6pips |
2社の口座を比較すると、AXIORYよりEXNESSの方が平均スプレッドは狭くなっています。EXNESSのスタンダード口座は海外FX業者の中でも狭いスプレッドとして評判です。ただし、通貨ペアによって平均スプレッドは変わるので、取引する銘柄でFX会社を選ぶようにしましょう。
ECN口座
続いて、EXNESSのロースプレッド口座と、AXIORYのナノ口座・テラ口座を比べてみましょう。どちらも取引手数料が発生する口座で、EXNESSは1ロットあたり片道3.5ドル、AXIORYは1ロットあたり片道3ドルかかります。
通貨ペア | EXNESS | AXIORY |
ロースプレッド口座 ※1 | ナノ口座・テラ口座 ※2 | |
USD/JPY | 0.8pips | 0.9pips |
EUR/JPY | 1.2pips | 0.8pips |
GBP/JPY | 1.2pips | 1.5pips |
AUD/JPY | 0.9pips | 1.5pips |
EUR/USD | 0.7pips | 0.8pips |
GBP/USD | 0.8pips | 1.0pips |
※1…1ロットあたり往復手数料0.7pipsを合算したpips
※2…1ロットあたり往復手数料0.6pipsを合算したpips
以下、日本円に換算したトータルコストの表です。
通貨ペア | EXNESS | AXIORY |
ロースプレッド口座 | ナノ口座・テラ口座 | |
USD/JPY | 870円 | 960円 |
EUR/JPY | 1,270円 | 860円 |
GBP/JPY | 1,270円 | 1,560円 |
AUD/JPY | 970円 | 1,560円 |
EUR/USD | 770円 | 880円 |
GBP/USD | 880円 | 1,100円 |
※ロースプレッド口座の計算方法「スプレッド×1ロット+往復取引手数料7ドル」
- ドル円の場合:0.1pips×10万通貨+7ドル=10,000pips+7ドル=100円+770円=870円
- ユーロドルの場合:0.0pips×10万通貨+7ドル=7ドル=770円
※ナノ口座・テラ口座の計算方法「スプレッド×1ロット+往復取引手数料6ドル」
- ドル円の場合:0.3pips×10万通貨+6ドル=30,000pips+6ドル=300円+660円=960円
- ユーロドルの場合:0.2pips×10万通貨+6ドル=20,000pips+6ドル=2ドル+6ドル=8ドル=880円
上記はECN口座と呼ばれる口座タイプで、トレーダーと取引所の間にFXブローカーの仲介がないため狭いスプレッドでの取引が可能です。その代わりに取引手数料を支払う必要がありますが、トータルコスト(スプレッド+取引手数料)はSTP口座よりも安上がりになります。取引回数や取引数量が多いトレードスタイルの場合は、トータルコストが安いEXNESSの方が優秀と言えますね。
EXNESSとAXIORYをスワップポイントで比較
EXNESSとAXIORYの0.1ロットあたりのスワップポイントを比べてみましょう。
FX通貨 | EXNESS | AXIORY | ||
買 | 売 | 買 | 売 | |
USD/JPY | -4円 | -34円 | -21円 | -41円 |
EUR/JPY | -28円 | -5円 | -36円 | -16円 |
CAD/JPY | -4円 | -16円 | -14円 | -23円 |
AUD/JPY | -4円 | -17円 | -15円 | -29円 |
CHF/JPY | -35円 | 6円 | -41円 | -3円 |
GBP/JPY | -7円 | -25円 | -36円 | -58円 |
NZD/JPY | -19円 | -64円 | -13円 | -17円 |
EUR/USD | -41円 | 12円 | -48円 | 0円 |
TRY/JPY | – | – | 22円 | -38円 |
ZAR/JPY | 3円 | -96円 | 6円 | -11円 |
※1ドル106円として計算しています。
一見、EXNESSのZAR/JPY(買)・CHF/JPY(売)・EUR/USD(売)とAXIORYのTRY/JPY(買)・ZAR/JPY(買)はスワップポイントを受け取れそうですが、反対のスワップポイントがマイナスになるので注意が必要です。多くの海外FX業者では、スワップポイントがマイナスになることが多く、EXNESSとAXIORY共にマイナスばかりで長期トレード向きではありません。スワップポイント狙った取引はどちらも避けた方が良さそうですね。
★スワップポイントとは?
スワップポイントは、2カ国間の通貨を売買することによって発生する利益または損失のことです。例えば、金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買うとその金利差が支払われるという仕組みです。
EXNESSとAXIORYを取引ツールで比較
EXNESSとAXIORYの取引ツールを比べてみましょう。
取引プラットフォーム | 対応機種・OS | EXNESS | AXIORY |
MT4・MT5 | ダウンロード:Windows・Mac | ○ | ○ |
ブラウザ:Webトレーダー | ○ | ○ | |
スマホ:Android・iPhone | ○ | ○ | |
タブレット:Android・iPad | ○ | ○ | |
cTrader | ダウンロード:Windows | × | ○ |
ブラウザ:Web版 | × | ○ | |
スマホ:Android・iPhone | × | ○ |
EXNESSは「MT4」「MT5」という2つの取引プラットフォームのみ利用可能ですが、AXIORYでは「MT4」「MT5」「cTrader」になります。人それぞれ利用しやすい口座タイプが異なるので、自分が使いやすい海外FX業者を選ぶようにしましょう。
MT4・MT5の取引ツール
MT4の改良版として登場したMT5は、MT4で使っていたEAやカスタムインジケータを使うことができませんが、今後MT5が主流になるのでMT5へ移行できように準備しておきましょう。
★MT4からMT5への改善点
- 動作スピード:注文や決済の動作スピードが加速。
- 時間足:9種類から21種類に増加。
- 気配値表示:2種類から4種類に増加。
- 描画ツール:31種類から44種類に増加。
cTraderの取引ツール
cTraderは、約定スピードが速く、スキャルピングトレーダーから人気があります。インターバンク市場に直接注文するためスプレッドは狭くなるものの、その代わりとして取引手数料がかかります。cTraderの自動売買は、初心者にとって難易度が高いことがデメリットになるので注意しましょう。
★cTraderの特徴
- 板情報:MT4とMT5にはない板情報の利用が可能。(板情報とは、売買注文がどの価格帯にどれくらい出されているか把握できる。)
- 高い約定力:スピーディーな取引が可能。
- 狭いスプレッド:0.0pipsからトレード可能。
- 透明性の高い取引:約定拒否がない取引が可能。
- 日本語対応:日本語表示と日本時間の設定可能。
EXNESSとAXIORYを信頼性やサポート体制で比較
最後に、EXNESSとAXIORYの安全性や信頼性を比較してみましょう。
EXNESS | AXIORY | |
法人名 | Exness (SC) Ltd | Axiory Global Ltd. |
設立 | 2008年 | 2007年
※FXサービスの開始は2013年から |
所在地 | 9A CT House, 2nd floor, Providence, Mahe, Seychelles | No. 1 Corner of William Fonseca Street, Marine Parade, Belize City, Belize, C.A. |
金融ライセンス | Seychelles Financial Services Agency(セーシェル金融庁FSA)ライセンス番号:SD025
★EXNESSグループの取得済み金融ライセンス
|
IFSC(ベリーズ国際金融サービス委員会)ライセンス番号:100022/163 |
資金管理 | 分別管理 |
|
資本金 | 非公開 | 非公開 |
従業員数 | − | 非公開 |
特徴 | 海外FX中級者・上級者向き | アジア中心に世界8カ国にサービス提供 |
運営歴の長さ
ロシアで設立されたEXNESSは、日本だけでなく世界でも多くのトレーダーに利用されている業界最大手の海外FX業者です。一方、海外FX業者として規模・運営歴共に中堅どころのAXIORYは、アジアを中心に世界8カ国にサービス提供しています。両社共に運営歴での大きな差はなく、総合的に便利な方を利用しましょう。
金融ライセンスの取得
EXNESSはセーシェルの金融ライセンス、AXIORYはベリーズ国際金融サービス委員会の金融ライセンスを取得しています。どちらもマイナーライセンスなので、自身の取引スタイルを考えて取引口座を選ぶようにしましょう。
分別管理と信託保全の有無
EXNESSとAXIORYでは、会社の運営資金と顧客が預けた資金を別々に管理する「分別管理」を行っています。EXNESSは、会社が破綻しても資金が守られる信託保全の導入はなく、預けた資金が100%戻ってくるという保証はありません。ただし、世界四大会計事務所のDeloitte Touche Tohmatsu(デロイト・トウシュ・トーマツ)がEXNESSの財務状況を確認し、一般公開しています。
一方のAXIORYは、信託保全を導入しているため、第三者の監査法人PwCから顧客に資金全額が返金されます。さらにThe Financial Commissionに加盟しているため、顧客と業者間とトラブルが発生した場合は最大20,000ユーロの保証金が支払われます。海外FX業者の中でもここまで手厚い保障をしているブローカーは珍しく、AXIORYの方が安心して資金を預けられると言えます。
★信託保全とは?
信託保全とは、顧客から預かった資金を銀行で管理してもらうことです。これにより、万が一、FX業者が破綻したとしても顧客の資金は守られます。
約定力の差
EXNESS | AXIORY | |
約定率 | 非公開 | 99.98% |
約定スピード | 非公開 | 0.326秒 |
AXIORYの約定率は0.326秒以内に99.98%という海外FX業界でもかなり高く、システムに負荷がかかるスキャルピングでさえもスピーディーに約定します。一方、EXNESSの約定率は公開されていません。約定率が低いと注文したかったレートと異なるレートで約定してしまう可能性があるため、スピーディーに約定するAXIORYの方が有利と言えます。取引コストを抑えるためにはスプレッドの狭さも大切ですが、そのスプレッドを活かすには約定率が大切になるということを覚えておきましょう。
ロスカット水準の違い
AXIORYでは、証拠金維持率が20%を下回ったタイミングで強制ロスカットが発動し、口座残高がゼロになる前にポジションが清算されます。一方のEXNESSは、証拠金維持率が0%になるまでロスカットされず、資金が底をつくギリギリまでトレードできるというメリットがあります。
★ロスカット水準とは?
ロスカット水準とは、証拠金維持率がどれだけ耐えられるか表した基準です。この水準を下回ると強制的に決済されます。
ゼロカットの有無
EXNESSとAXIORYの2社共に、入金額以上の損失が発生しない「ゼロカット」を採用しています。相場の大暴落により口座残高がマイナスになった場合でも、EXNESSとAXIORYがマイナス分を負担してくれるので国内FX業者のように追証がなく、借金を抱えるリスクはありません。
便利機能や学習機能の種類
EXNESS | AXIORY |
|
|
EXNESSでは、Trading Centralからの市場解説やトレーディング情報をチェックすることができます。一方のAXIORYでは、過去の値動きが記録されているチャートデータの確認ができるため、上級者にとって便利なツールが揃っています。
日本語サポートの対応力
日本語サポート | EXNESS | AXIORY |
公式サイト | ○ | ○ |
電話 | +120409740
平日午前8:00〜午前0:00 |
× |
ライブチャット | 平日午後12:00〜午後8:00 | 平日午前10:30〜午後11:30 |
メールサポート | 平日24時間 | 平日午前9:00〜深夜00:00 |
日本人スタッフ | ○ | ○ |
EXNESSとAXIORYでは、日本語でのお問い合わせが可能です。AXIORYの電話サポートはありませんが、EXNESSは困ったときに電話相談できるので安心して利用できます。ただし、国際電話料金がかかるので高額請求に注意しましょう。
入出金の利便性
入金方法 | 入金手数料 | 最低入金額 | 反映時間 | |
EXNESS | 国内銀行送金 | 無料 | 10ドル | 1営業日 |
VISAカード | 無料 | 10ドル | 即時 | |
Masterカード | 無料 | 10ドル | 即時 | |
JCBカード | 無料 | 10ドル | 即時 | |
bitwallet | 無料(※1) | 10ドル | 即時 | |
STICPAY | 無料(※1) | 10ドル | 即時 | |
WebMoney | 無料(※1) | 10ドル | 即時 | |
PerfectMoney | 無料(※1) | 50ドル | 即時 | |
BTC | 無料 | 10ドル | 3営業日 | |
USDT | 無料 | 10ドル | 3営業日 | |
AXIORY | 国内銀行送金 | 無料(2万円未満1,000円) | 1,100円 | 1営業日 |
海外銀行送金 | 無料(2万円未満1,500円) | 1万円 | 3〜20営業日 | |
VISAカード | 無料(2万円未満1,000円) | 5,000円 | 即時 | |
JCBカード | 無料(2万円未満1,000円) | 5,000円 | 即時 | |
UnionPay | 無料(2万円未満1,000円) | 5,000円 | 即時 | |
VLoad | 無料(2万円未満1,000円)(※1) | 5,000円 | 即時 | |
STICPAY | 無料(2万円未満1,000円)(※1) | 5,000円 | 即時 | |
NETELLER | 無料(2万円未満1,000円) | 5,000円 | 即時 | |
Skrill | 無料(2万円未満1,000円) | 5,000円 | 即時 |
(※1)オンラインウォレットへの入金手数料がかかります。
※銀行や決済サービス会社で振込手数料が発生した場合、自己負担となります。
出金方法 | 出金手数料 | 最低出金額 | 反映時間 | |
EXNESS | 国内銀行送金 | 無料 | 10ドル | 1営業日 |
VISAカード | 無料 | 3ドル | 3営業日 | |
Masterカード | 無料 | 3ドル | 3営業日 | |
JCBカード | 無料 | 3ドル | 3営業日 | |
bitwallet | 無料(※1) | 1ドル | 即時 | |
STICPAY | 無料(※1) | 1ドル | 即時 | |
WebMoney | 無料(※1) | 1ドル | 即時 | |
PerfectMoney | 無料(※1) | 2ドル | 即時 | |
BTC | 無料 | 10ドル | 3営業日 | |
USDT | 無料 | 100ドル | 3営業日 | |
AXIORY | 国内銀行送金 | 無料(2万円未満1,000円) | 1,100円 | 1〜2営業日 |
海外銀行送金 | 無料(2万円未満1,500円)(※1) | 1万円 | 3〜20営業日 | |
VISAカード | 無料(2万円未満1,000円) | 1,100円 | 3〜20営業日 | |
JCBカード | 無料(2万円未満1,000円) | 1,100円 | 3〜20営業日 | |
UnionPay | 無料(2万円未満1,000円) | 1,100円 | 3〜20営業日 | |
STICPAY | 無料(2万円未満1,000円)(※2) | 1,100円 | 1営業日 | |
VLoad | 無料(2万円未満1,000円)(※2) | 2,000円 | 1営業日 | |
NETELLER | 無料(2万円未満1,000円) | 1,100円 | 1営業日 | |
Skrill | 無料(2万円未満1,000円) | 1,100円 | 1営業日 |
(※1)オンラインウォレットからの出金手数料がかかります。
入金方法としてEXNESSは10種類、AXIORYなら9種類(NETELLERとSkrillは日本で利用不可)、出金方法の場合はEXNESSなら10種類、AXIORYは9種類(NETELLERとSkrillは日本で利用不可)の中から選ぶことができます。
注意点としてEXNESSの最低入金は1,000ドル(EXNESSのスタンダード口座は1ドル)という海外FX業界内で高めの設定になります。一方のAXIORYでは、入出金額が2万円未満だと1,000円の別途手数料がかかります。入出金の方法、取引手数料、反映スピードを考えて、使いやすい海外FX会社を選ぶようにしましょう。
EXNESSをおすすめする方
★EXNESSがおすすめの人
- 海外FX経験のある中上級者
- ハイレバレッジで大きな利益を獲得したい
- 狭いスプレッドで取引したい
- ロスカット水準0%で取引したい
EXNESSは狭いスプレッドとハイレバレッジを活用したいトレーダーにおすすめします。ギリギリまで取引可能なロスカット水準0%ということもあり、とても大きな利益を狙えるチャンスがあります。
AXIORYをおすすめする方
★AXIORYがおすすめの人
- スキャルピングやデイトレードをしたい
- MT4・MT5・cTraderを使いたい
- 信託保全を導入しているFX業者を利用したい
- 約定力の高いFX業者を選びたい
AXIORYは、安定的な低スプレッドと、約定力の高さからスキャルピングトレーダーにおすすめします。取引スタイルに合わせて3つの取引プラットフォームを使えるので、自身に合ったトレードもしやすいはずですよ。
まとめ
海外FX業者のEXNESSとAXIORYについて、最大レバレッジ、スプレッド、取引ツール、ボーナス、安全面などを徹底比較してみました。
EXNESS | AXIORY | |
安全性・信頼性 | △ | ◎ |
最大レバレッジ | ◎(無制限) | × |
取扱銘柄 | ◎ | ◎ |
スプレッド重視 | ◎ | ◎ |
スワップポイント重視 | × | × |
取引ツール | 初心者〜中上級者 | ◎ |
ボーナス重視 | × | △ |
少額投資 | ×最低入金額が高い) | △ |
日本語サポート重視 | ◎ | ◎ |
総合的に見て勝者はAXIORYと言えます。最大レバレッジを見るとEXNESSの方が有利ですが、安全面、高い約定力、取引ツールの種類などを比較するとAXIORYの方が優秀です。EXNESSには狭いスプレッドで資金力に余裕がある中上級者、AXIORYは安定したスプレッドと高い約定力で取引したいトレーダーに適しています。どちらも注目されている海外FX業社なので、スプレッドだけでなく基本スペックを見てから判断することが大切ですよ。
EXNESSの比較情報一覧
EXNESSのすべての海外FX業者比較情報は以下のページでご覧いただけます。
AXIORYの比較情報一覧
AXIORYのすべての海外FX業者比較情報は以下のページでご覧いただけます。
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