海外FXブローカーのTRADEVIEWとBIG BOSSの違いを比較し、メリット・デメリットも合わせて解説していきます。2社共に注目を集めている海外FX業社ですが、自分のトレードスタイルによって最適な海外FX口座は変わります。どちらが自分に合った海外FX口座を提供しているのか、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
- 1 TRADEVIEWとBIG BOSSを基本スペックで比較
- 2 TRADEVIEWとBIG BOSSをメリット・デメリットで比較
- 3 TRADEVIEWとBIG BOSSを最大レバレッジで比較
- 4 TRADEVIEWとBIG BOSSを取扱銘柄で比較
- 5 TRADEVIEWとBIG BOSSをスプレッドで比較
- 6 TRADEVIEWとBIG BOSSをスワップポイントで比較
- 7 TRADEVIEWとBIG BOSSを取引ツールで比較
- 8 TRADEVIEWとBIG BOSSを信頼性やサポート体制で比較
- 9 TRADEVIEWをおすすめする方
- 10 BIG BOSSをおすすめする方
- 11 まとめ
- 12 TRADEVIEWの比較情報一覧
- 13 BIGBOSS FXの比較情報一覧
TRADEVIEWとBIG BOSSを基本スペックで比較
TRADEVIEWとBIG BOSSの基本的なスペックを比べてみます。
TRADEVIEW | BIG BOSS | |
運営会社 | Tradeview Ltd | Big Boss Holdings Company Limited |
設立 | 2004年 | 2013年 |
金融庁ライセンス | ケイマン諸島金融庁 | セントビンセント及びグレナディーン金融庁 |
資金管理 | Banco Santander S.A.で分別管理 | 分別管理 |
口座の方式 | NDD(STP・ECN) | NDD(STP・ECN)CEX |
口座の種類 |
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最小ロット数 |
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最大ロット数 | 無制限 |
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最大レバレッジ | 200倍(X leverage口座は500倍) | 1,111倍(CRYPTOS口座は1倍) |
ドル円の平均スプレッド |
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取引手数料 |
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ボーナス | なし |
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スキャルピング | 可能 | 可能 |
自動売買 | 可能 | 可能 |
両建て | 可能 | 可能 |
口座維持手数料 | なし
※3カ月間取引がなかった場合、月額50ドルの口座維持手数料が引き落とされます。 |
なし |
ゼロカット | あり | あり |
ロスカット水準 | 100% | 20% |
マージンコール水準 | なし | 50% |
プラットフォーム |
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最低入金額 |
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制限なし |
FX通貨ペア | 61種類 | 42種類 |
他の金融商品 | 株式指数:10種類、貴金属:5種類、エネルギー:3種類、仮想通貨:5種類 | 株式指数:7種類、貴金属:2種類、エネルギー:2種類、仮想通貨:30種類 |
入金方法 | 国内銀行送金、海外銀行送金、クレジット・デビット、bitwallet、STICPAY、uphold | 国内銀行送金、海外銀行送金、クレジット・デビット、bitwallet、BXONE、BTC |
出金方法 | 海外銀行送金、クレジット・デビット、bitwallet、STICPAY、uphold | 国内銀行送金、bitwallet、BXONE、BTC |
法人口座 | あり | あり |
最大口座数 | 5口座 | 無制限 |
TRADEVIEWは、低いスプレッドと豊富な取引ツールが利用できることで注目を集めています。一方のBIG BOSSは、高いレバレッジを求めるトレーダーから絶賛されています。どちらも優秀で勝ち負けを決めにくい業者ですが、詳しく見ると欠点などもあるので総合的にメリットの多い方を選ぶことが正解です。
TRADEVIEWとBIG BOSSをメリット・デメリットで比較
TRADEVIEWとBIG BOSSのメリット・デメリットを比較していきます。
TRADEVIEWのメリット・デメリット
★メリット
- とても狭いスプレッド
- MT4・MT5・cTrader・Currenexを利用できる
- 信託保全により最大35,000ドルまで保証
- ストップレベルが0.0pips
- サポート窓口も日本語対応OK
★デメリット
- 最大レバレッジが500倍と低い(ILC口座は200倍)
- ILC口座の最低入金額が1,000ドルと高い
- ILC口座の取引手数料が1ロットあたり片道2.5ドルかかる
- ロスカット水準が100%と高い
- ボーナスがない
- 日本語公式サイトの情報量が少ない
海外FX業界内でも狭いスプレットや取引ツールの多さなどの取引環境を求めるなら、経験豊富な中上級者に人気のあるTRADEVIEWをおすすめします。ただし、ILC口座の最低入金額が1,000ドルとハードルが高く、ボーナスやキャンペーンも一切ないことから自己資金で取引することになります。
BIG BOSSのメリット・デメリット
★メリット
- 最大レバレッジ1,111倍で取引できる
- ポイントが貯まるBigBossポイント
- MT4・BigBoss QuickOrderが利用可能
- ロスカット水準が20%と平均的
- 公式サイト・サポート窓口も日本語対応OK
★デメリット
- 最大50ロットと大口取引に向いていない
- スプレッドは平均クラス
- プロスプレッド口座の取引手数料が1ロットあたり片道4.5ドルかかる
- ストップレベルが広い
- クレジットカードの最低入金額が5万円と高い
高いレバレッジや最低入金額の制限なし、などを求めるならBIG BOSSをおすすめします。スタンダード口座は、BIG BOSSの中で最も取り扱い銘柄が多く、取引しやすいでしょう。ただし、他社と比べて銘柄の種類が少なく、口座タイプによっては「FX通貨のみ取引可能」「仮想通貨のみ取引可能」というデメリットもあります。
TRADEVIEWとBIG BOSSを最大レバレッジで比較
TRADEVIEWとBIG BOSSの最大レバレッジとレバレッジ制限の違いを見ていきましょう。
最大レバレッジ
TRADEVIEWとBIG BOSSの最大レバレッジを比較していきます。
TRADEVIEW | ||
X Leverage口座 | ILC口座 | |
最大レバレッジ | 500倍 | 200倍 |
最小ロット数 | 0.01ロット=1,000通貨 | 0.1ロット=10,000通貨 |
最低必要証拠金 | 220円 | 5,500円 |
最低入金額 | 100ドル | 1,000ドル |
BIG BOSS | ||
スタンダード口座・プロスプレッド口座 | CRYPTOS口座 | |
最大レバレッジ | 1,111倍 | 1倍 |
最小ロット数 | 0.01ロット=1,000通貨 | 銘柄によって異なります。 |
最低必要証拠金 | 99円 | 銘柄によって異なります。 |
最低入金額 | 制限なし | 制限なし |
※1ドル110円として計算しています。
※最低必要証拠金の計算方法は、「為替レート×最小ロット数÷最大レバレッジ」です。
最大レバレッジを比べるとTRADEVIEWは500倍、BIG BOSSは1,111倍となり、BIG BOSSの方が大きいことがわかります。一番少ない資金で取引できる口座タイプはBIG BOSSのスタンダード口座・プロスプレッド口座の99円ですが、最も大きな資金が必要になるのはTRADEVIEWのILC口座の5,500円です。2社の口座を比較すると必要証拠金に大きな差がありますね。レバレッジだけを見るとBIG BOSSが有利ですが、大口取引するならTRADEVIEWをおすすめします。
レバレッジ制限
続いて、TRADEVIEWとBIG BOSSのレバレッジ制限の違いを見ていきましょう。
★TRADEVIEWのレバレッジ制限
口座資金 | X Leverage口座 | ILC口座 |
100,000ドル以下 | 500倍 | 200倍 |
100,000ドル以上 | 具体的な倍率は非公開 | 具体的な倍率は非公開 |
★BIG BOSSのレバレッジ制限
口座資金 | スタンダード口座・プロスプレッド口座 |
1,999,999円以下 | 1,111倍 |
2,000,000円~4,999,999円 | 555倍 |
5,000,000円~9,999,999円 | 200倍 |
10,000,000円以上 | 100倍 |
※CRYPTOS口座は、レバレッジ1倍固定です。
TRADEVIEWとBIG BOSSは、口座残高によって最大レバレッジが変わります。最大1,111倍とハイレバレッジのBIG BOSSですが、一定以上の口座残高になるとTRADEVIEWの方がレバレッジは高くなります。ただし、TRADEVIEWの場合は100,000ドルを超えると具体的な倍率は公開されていないため注意が必要です。
TRADEVIEWとBIG BOSSを取扱銘柄で比較
TRADEVIEWとBIG BOSSの取り扱い銘柄を比べてみましょう。
銘柄 | TRADEVIEW | BIG BOSS |
FX通貨 | 61銘柄 | 42銘柄 |
貴金属 | 5銘柄 | 2銘柄 |
エネルギー | 3銘柄 | 2銘柄 |
株式指数 | 10銘柄 | 7銘柄 |
仮想通貨 | 5銘柄 | 30銘柄 |
銘柄を比べると、BIG BOSSよりもTRADEVIEWの方が幅広い取引に対応していることがわかります。BIG BOSSのプロスプレッド口座はFX通貨のみ取引可能で、CRYPTOS口座は仮想通貨のみ取り扱っているので不便を感じる可能性があります。銘柄の種類やトレードのしやすさを考えると、圧倒的にTRADEVIEWをおすすめします。
TRADEVIEWとBIG BOSSをスプレッドで比較
TRADEVIEWとBIG BOSSのSTP口座とECN口座の違いを見ていきましょう。
STP口座
TRADEVIEWとBIG BOSSの平均スプレッドを比較してみましょう。いずれの口座も取引手数料無料なので、直接かかるコストはスプレッドのみになります。
通貨ペア | TRADEVIEW | BIG BOSS |
X leverage口座 | スタンダード口座 | |
USD/JPY | 1.8pips | 1.5pips |
EUR/JPY | 1.9pips | 1.9pips |
GBP/JPY | 2.3pips | 2.5pips |
AUD/JPY | 2.6pips | 2.0pips |
EUR/USD | 1.7pips | 1.7pips |
GBP/USD | 2.0pips | 2.2pips |
2社の口座を比較すると通貨ペアに応じて多少の違いはあるものの、海外FX業者の中でも平均的なスプレッドです。ただし、BIG BOSSの場合は「BigBossポイント」というポイント制度を利用することで、取引コストを抑えることができます。スタンダード口座とプロスプレッド口座では付与率が異なるので注意しましょう。
★BigBossポイント(BBP)とは?
BigBossポイントでは、スタンダード口座でFX通貨ペアを1ロット取引する毎に16ポイント、プロスプレッド口座では1ロット取引する毎に6ポイントが付与されます。BigBossポイントは、6ポイントにつき1ドルのクレジットボーナスと交換できるため、ボーナスを含めるとスタンダード口座の実質スプレッドは0.2pips、プロスプレッド口座だと0.1pipsほど低くなります。
ECN口座
続いて、TRADEVIEWのILC口座と、BIG BOSSのプロスプレッド口座を比べてみましょう。どちらも取引手数料が発生する口座で、TRADEVIEWは1ロットあたり片道2.5ドル、BIG BOSSは1ロットあたり片道4.5ドルかかります。
通貨ペア | TRADEVIEW | BIG BOSS |
ILC口座 ※1 | プロスプレッド口座 ※2 | |
USD/JPY | 0.6pips | 1.1pips |
EUR/JPY | 0.8pips | 1.5pips |
GBP/JPY | 1.0pips | 1.8pips |
AUD/JPY | 0.8pips | 2.1pips |
EUR/USD | 0.5pips | 1.4pips |
GBP/USD | 0.7pips | 1.8pips |
※1…1ロットあたり往復手数料0.5pipsを合算したpips
※2…1ロットあたり往復手数料0.9pipsを合算したpips
以下、日本円に換算したトータルコストの表です。
通貨ペア | TRADEVIEW | BIG BOSS |
ILC口座 | プロスプレッド口座 | |
USD/JPY | 650円 | 1,190円 |
EUR/JPY | 850円 | 1,590円 |
GBP/JPY | 1,050円 | 1,890円 |
AUD/JPY | 850円 | 2,190円 |
EUR/USD | 550円 | 1,540円 |
GBP/USD | 770円 | 1,980円 |
※ILC口座の計算方法「スプレッド×1ロット+往復取引手数料5ドル」
- ドル円の場合:0.1pips×10万通貨+5ドル=10,000pips+5ドル=100円+550円=650円
- ユーロドルの場合:0.0pips×10万通貨+5ドル=5ドル=550円
※プロスプレッド口座の計算方法「スプレッド×1ロット+往復取引手数料9ドル」
- ドル円の場合:0.2pips×10万通貨+9ドル=20,000pips+9ドル=200円+990円=1,190円
- ユーロドルの場合:0.5pips×10万通貨+9ドル=50,000pips+9ドル=5ドル+9ドル=14ドル=1,540円
上記はECN口座と呼ばれる口座タイプで、トレーダーと取引所の間にFXブローカーの仲介がないため狭いスプレッドでの取引が可能です。その代わりに取引手数料を支払う必要がありますが、トータルコスト(スプレッド+取引手数料)はSTP口座よりも安上がりになります。BIG BOSSはスプレッドも広く、さらに取引手数料もプラスされることから、トータルコストが安いTRADEVIEWの方が優秀と言えますね。
TRADEVIEWとBIG BOSSをスワップポイントで比較
TRADEVIEWとBIG BOSSの0.1ロットあたりのスワップポイントを比べてみましょう。
FX通貨 | TRADEVIEW | BIG BOSS | ||
買 | 売 | 買 | 売 | |
USD/JPY | -19円 | -42円 | -40円 | 3円 |
EUR/JPY | -37円 | -14円 | -22円 | -36円 |
CAD/JPY | -9円 | -25円 | 10円 | -79円 |
AUD/JPY | -9円 | -23円 | 11円 | -77円 |
CHF/JPY | -41円 | -4円 | -63円 | -28円 |
GBP/JPY | -36円 | -56円 | -11円 | -96円 |
NZD/JPY | -4円 | -26円 | 10円 | -72円 |
EUR/USD | -49円 | -12円 | 19円 | -110円 |
TRY/JPY | – | – | – | – |
ZAR/JPY | – | – | – | – |
※1ドル106円として計算しています。
一見、BIG BOSSのCAD/JPY(買)、AUD/JPY(買)、NZD/JPY(買)、EUR/USD(買)は高額のスワップポイントを受け取れそうですが、反対のスワップポイントでは大きなマイナスになるので注意が必要です。多くの海外FX業者では、スワップポイントがマイナスになることが多く、TRADEVIEWとBIG BOSS共にマイナスばかりで長期トレード向きではありません。スワップポイント狙った取引はどちらも避けた方が良さそうですね。
★スワップポイントとは?
スワップポイントは、2カ国間の通貨を売買することによって発生する利益または損失のことです。例えば、金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買うとその金利差が支払われるという仕組みです。
TRADEVIEWとBIG BOSSを取引ツールで比較
TRADEVIEWとBIG BOSSの取引ツールを比べてみましょう。
取引プラットフォーム | 対応機種・OS | TRADEVIEW | BIG BOSS |
MT4 | ダウンロード:Windows・Mac | ○ | ○ |
ブラウザ:Webトレーダー | ○ | ○ | |
スマホ:Android・iPhone | ○ | ○ | |
タブレット:Android・iPad | ○ | ○ | |
MT5 | ダウンロード:Windows・Mac | ○ | × |
ブラウザ:Webトレーダー | ○ | × | |
スマホ:Android・iPhone | ○ | × | |
タブレット:Android・iPad | ○ | × | |
cTrader | ダウンロード:Windows・Mac | ○ | × |
ブラウザ:Webトレーダー | ○ | × | |
スマホ:Android・iPhone | ○ | × | |
タブレット:Android・iPad | ○ | × | |
Currenex | ダウンロード:Windows・Mac | ○ | × |
ブラウザ:Webトレーダー | × | × | |
スマホ:Android・iPhone | ○ | × | |
タブレット:Android・iPad | ○ | × | |
BigBoss QuickOrder | ダウンロード:Windows・Mac | × | × |
ブラウザ:Webトレーダー | × | × | |
スマホ:Android・iPhone | × | ○ | |
タブレット:Android・iPad | × | ○ |
TRADEVIEWは「MT4」「MT5」「cTrader」「Currenex」という4つの取引プラットフォームが利用可能ですが、一方のBIG BOSSでは「MT4」「BigBoss QuickOrder」のみとなります。このBigBoss QuickOrderは、MT5専用アプリで初心者でも使いやすいと評判ですが、外部のインジケータや自動売買(EA)の追加はできません。様々な取引をするトレーダーには、自動売買と裁量トレード両方を行えるTRADEVIEWの方が使いやすいでしょう。
MT4・MT5の取引ツール
MT4の改良版として登場したMT5は、MT4で使っていたEAやカスタムインジケータを使うことができませんが、今後MT5が主流になるのでMT5へ移行できように準備しておきましょう。
★MT4からMT5への改善点
- 動作スピード:注文や決済の動作スピードが加速。
- 時間足:9種類から21種類に増加。
- 気配値表示:2種類から4種類に増加。
- 描画ツール:31種類から44種類に増加。
cTraderの取引ツール
cTraderは、約定スピードが速く、スキャルピングトレーダーから人気があります。インターバンク市場に直接注文するためスプレッドは狭くなるものの、その代わりとして取引手数料がかかります。cTraderの自動売買は、初心者にとって難易度が高いことがデメリットになるので注意しましょう。
★cTraderの特徴
- 板情報:MT4とMT5にはない板情報の利用が可能。(板情報とは、売買注文がどの価格帯にどれくらい出されているか把握できる。)
- 高い約定力:スピーディーな取引が可能。
- 狭いスプレッド:0.0pipsからトレード可能。
- 透明性の高い取引:約定拒否がない取引が可能。
- 日本語対応:日本語表示と日本時間の設定可能。
Currenex
Currenexは、機関投資家や大口トレーダー向けの取引プラットフォームです。利用する投資家の数も少ないため、情報入手がとても難しいことがデメリットです。
TRADEVIEWとBIG BOSSを信頼性やサポート体制で比較
最後に、TRADEVIEWとBIG BOSSの安全性や信頼性を比較してみましょう。
TRADEVIEW | BIG BOSS | |
法人名 | Tradeview Ltd | Big Boss Holdings Company Limited |
設立 | 2004年
※日本人向けFXサービスの開始は2010年から |
2013年 |
所在地 | 103 S Church Street. Harbou Place, 4th floor, Cayman Islands | Vistra Corporate Services Centre, Suite 23, 1st Floor, Eden Plaza, Eden Island, Mahe, Seychelles |
金融ライセンス | CIMA(ケイマン諸島金融庁)ライセンス番号:585163 | SVG FSA(セントビンセント及びグレナディーン金融庁)ライセンス番号:380 LLC 2020 |
資金管理 |
|
分別管理 |
資本金 | 非公開 | 非公開 |
従業員数 | 36名 | 200名以上 |
特徴 | 海外FX中級者・上級者向き | 自社の仮想通貨取引所「CRYPTOS」を運営 |
運営歴の長さ
海外FX中級者・上級者向きのTRADEVIEWは、2010年から日本人向けFXサービスを開始しています。一方のBIG BOSSは、自社の仮想通貨取引所「CRYPTOS」を運営していることからも仮想通貨に力を入れています。両社共に運営歴での大きな差はなく、総合的に便利な方を利用しましょう。
金融ライセンスの取得
TRADEVIEWは、審査基準が厳しく、信頼性の高いケイマン諸島の金融ライセンスを取得しています。一方のBIG BOSSは、取得が簡単なセントビンセント及びグレナディーンの金融ライセンスを保有しています。ライセンスだけを見るとTRADEVIEWの方が安心して利用できると言えますね。
分別管理と信託保全の有無
TRADEVIEWとBIG BOSSでは、会社の運営資金と顧客が預けた資金を別々に管理する「分別管理」を行っています。TRADEVIEWは、会社が破綻しても資金が守られる信託保全を導入しているため、最大35,000ドルまで保証されています。一方のBIG BOSSは、信託保全の導入はなく、預けた資金が100%戻ってくるという保証はありません。海外FX業者の中でも信託保全を実施している会社は少なく、TRADEVIEWの方が安心して資金を預けられると言えそうです。
ストップレベルの差
FX通貨 | TRADEVIEW | BIG BOSS |
EUR/USD | 0.0 pips | 1.0pips |
EUR/JPY | 0.0 pips | 1.0pips |
GBP/USD | 0.0 pips | 1.0pips |
USD/JPY | 0.0 pips | 1.0pips |
ストップレベルを比べると、BIG BOSSはTRADEVIEWよりかなり広めです。ストップレベルが広いと希望価格で決済することができず、利益を逃してしまう可能性があります。特にスキャルピングを行う場合は、TRADEVIEWの方が有利なことは明確ですね。
★ストップレベルとは?
ストップレベルとは、指値・逆指値注文を行うときに現在価格から最低でも何pips以上離さなければいけない価格差のことです。例えば、ストップレベルが2.0pipsの場合、現在の価格から前後2.0pips以上離れた価格でないと、指値注文や逆指値注文ができません。ストップレベルが小さければ小さいほどスキャルピング向きと言えます。
ロスカット水準の違い
TRADEVIEWでは、証拠金維持率が100%を下回ったタイミングで強制ロスカットが発動し、口座残高がゼロになる前にポジションが清算されます。一方のBIG BOSSは、証拠金維持率が20%になるまでロスカットされず、TRADEVIEWより資金が底をつくギリギリまでトレードできるというメリットがあります。
★ロスカット水準とは?
ロスカット水準とは、証拠金維持率がどれだけ耐えられるか表した基準です。この水準を下回ると強制的に決済されます。
ゼロカットの有無
TRADEVIEWとBIG BOSSの2社共に、入金額以上の損失が発生しない「ゼロカット」を採用しています。相場の大暴落により口座残高がマイナスになった場合でも、TRADEVIEWとBIG BOSSがマイナス分を負担してくれるので国内FX業者のように追証がなく、借金を抱えるリスクはありません。
ただし、BIG BOSSの場合、以下条件ではゼロカットが適用されないケースもあるので注意しましょう。
★ゼロカットが適用されない3つの条件
- 2つの口座で両建取引を行った場合
- 指標発表時や市場の変動が激しい時間帯を狙った取引
- BIG BOSSが不正な取引として判断した場合
※CRYPTOS口座はゼロカットが適用されません。
日本語サポートの対応力
日本語サポート | TRADEVIEW | BIG BOSS |
公式サイト | ○ | ○ |
ライブチャット | 平日午前8:30~午後4:00(英語のみ) | 平日午前10:00〜深夜0:00 |
メールサポート | 平日24時間 | 平日午前10:00〜深夜0:00 |
日本人スタッフ | ○ | ○ |
TRADEVIEWとBIG BOSSでは、日本語でのお問い合わせが可能です。TRADEVIEW公式サイトは日本語での説明が少なく、さらにライブチャットは英語のみ対応しています。人それぞれ利用しやすい海外FX業者が異なるので、自分が使いやすい方を選ぶようにしましょう。
入出金の利便性
入金方法 | 入金手数料 | 最低入金額 | 反映時間 | |
TRADEVIEW | 国内銀行送金 | 無料 | 下限なし | 1営業日 |
海外銀行送金 | 無料 | 下限なし | 1~3営業日 | |
VISAカード | 無料 | 下限なし | 1営業日 | |
Masterカード | 無料 | 下限なし | 1営業日 | |
bitwallet | 無料(※1) | 下限なし | 1営業日 | |
STICPAY | 無料(※1) | 下限なし | 1営業日 | |
uphold | 無料(※1) | 下限なし | 1営業日 | |
BIG BOSS | 国内銀行送金 | 無料(※2) | 下限なし | 1営業日 |
海外銀行送金 | 無料 | 下限なし | 2~5営業日 | |
VISAカード | 無料 | 5万円 | 即時 | |
JCBカード | 無料 | 5万円 | 即時 | |
Masterカード | 無料 | 5万円 | 即時 | |
bitwallet | 無料(※1) | 1万円 | 即時 | |
BXONE | 無料(※1) | 5,000円 | 即時 | |
BTC | 無料 | 下限なし | 2営業日 |
(※1)オンラインウォレットへの入金手数料がかかります。
(※2)入金額5万円未満の場合、入金手数料1,000円がかかります。
※銀行や決済サービス会社で振込手数料が発生した場合、自己負担となります。
出金方法 | 出金手数料 | 最低出金額 | 反映時間 | |
TRADEVIEW | 海外銀行送金 | 35ドル | 下限なし | 1~3営業日 |
VISAカード | 無料 | 下限なし | 数日〜2カ月程 | |
Masterカード | 無料 | 下限なし | 数日〜2カ月程 | |
bitwallet | 1ドル(※1) | 下限なし | 1営業日 | |
STICPAY | 無料(※1) | 下限なし | 1営業日 | |
uphold | 無料(※1) | 下限なし | 1営業日 | |
BIG BOSS | 国内銀行送金 | 2,000円 | 制限なし | 2~5営業日 |
bitwallet | 無料(※1) | 制限なし | 1~5営業日 | |
BXONE | 無料(※1) | 制限なし | 1~5営業日 | |
BTC(CRYPTOS口座のみ) | BTC口座:0.002BTC
※仮想通貨によって手数料は異なります。 |
制限なし | 1~2営業日 |
(※1)オンラインウォレットからの出金手数料がかかります。
入金方法としてTRADEVIEWは7種類、BIG BOSSなら8種類、出金方法の場合はTRADEVIEWなら6種類、BIG BOSSは4種類の中から選ぶことができます。
注意点としてTRADEVIEWの海外銀行送金では、35ドルが出金手数料としてかかります。一方、BIG BOSSの国内銀行送金では、5万円以下の入金手数料として1,000円、出金には2,000円の手数料が発生します。また、両社共に出金の反映時間が遅いため、入出金の方法、取引手数料、反映スピードを考えて、使いやすい海外FX会社を選ぶようにしましょう。
TRADEVIEWをおすすめする方
★TRADEVIEWがおすすめの人
- 海外FX経験のある中上級者
- 狭いスプレッドで取引したい
- スキャルピングやデイトレードをしたい
- MT4・MT5・cTrader・Currenexを使いたい
- 信託保全があるFX業者を利用したい
- ストップレベルが0.0pips
- 自己資金が1,000ドル以上ある
TRADEVIEWの最低入金額は高めですが、ILC口座の狭いスプレッドで取引できるというメリットから中上級者におすすめします。取引スタイルに合わせて4つの取引プラットフォームから選べるので、自分自身のトレードスタイルに合わせて利益を狙えるはずです。
BIG BOSSをおすすめする方
★BIG BOSSがおすすめの人
- ハイレバレッジで大きな利益を獲得したい
- 仮想通貨を取引したい
- BigBoss QuickOrderを使いたい
- ロスカット水準20%で取引したい
- 質の高い日本語サポートを受けたい
BIG BOSSは、ハイレバレッジで取引したいトレーダーにおすすめです。特にスタンダード口座の場合は、「ボーナス対象」「取引手数料無料」という好条件でトレードできるため、かなり大きな利益を獲得できる可能性があります。
まとめ
海外FX業者のTRADEVIEWとBIG BOSSについて、最大レバレッジ、スプレッド、取引ツール、ボーナス、安全面などを徹底比較してみました。
TRADEVIEW | BIG BOSS | |
安全性・信頼性 | ◎ | △ |
最大レバレッジ | × | ◎ |
取扱銘柄 | △ | △ |
スプレッド重視 | ◎ | △(海外FX業界内の平均クラス) |
スワップポイント重視 | × | × |
取引ツール | 初心者〜中上級者 | △ |
ボーナス重視 | × | △ |
少額投資 | × | △(カードの最低入金額が高い) |
日本語サポート重視 | △ | ◎ |
総合的に見て勝者はBIG BOSSと言えます。取引コストを見るとTRADEVIEWの方が有利ですが、最大レバレッジ、最低入金額、日本語サポートなどを比較するとTRADEVIEWの方が優秀です。TRADEVIEWのILC口座には狭いスプレッドで資金力に余裕がある中上級者、BIG BOSSにはポイントを貯めたいトレーダーに適しています。どちらも注目されている海外FX業社なので、スプレッドだけでなく基本スペックを見てから判断することが大切ですよ。
TRADEVIEWの比較情報一覧
TRADEVIEWのすべての海外FX業者比較情報は以下のページでご覧いただけます。
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